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つながり 本当の理由

"つながり" 本当の理由

 
大切にしたい価値観

"わくわく"か"つながり"かと聞かれた時

私は"つながり"を優先した

今の活動もテーマとしているのが"つながり"
それは、地球や自分自身とのほかに

年齢も性別も関係のない
「この先も続いていく
     "家族"のような温かいつながり」

 

こんな関係を大切にしていきたいから
始めはそんなふうにただ思っていた

 

でも、私が「つながり」を求める本当の理由には

実はもっと深い理由があったことを知った

 
そして、それは過去の自分の経験や感情が

きっかけで生まれてきたものなのだと知った
 

 

 

 

小中学生くらいから
家族喧嘩が絶えなかった
 
特に姉と父のぶつかり合いはよくあることで

大きな怒鳴り声や物に当たる音が家中に響き渡る

そんなことが日常だった

 


本当に家族がバラバラな感覚で

居心地の良さも何もない

家族というものがなんなのか

わからなくなっていた

 

 

週末になって家族が集まる時間が

怖かった、嫌いだった

今日は爆発するのかしないのか

大きな声や音が響くたびに心臓が痛くなって

部屋で一人で泣くこともよくあった

大人になってからも、大きな声や音に敏感で

今でも聞くと反射で動悸が起こる

気づけばこの時期から、眠りも浅くなって 

ここ12年くらいの間

朝までぐっすり眠れたことがあまりない

 



 

家族には言ったことないけれど

離婚するんじゃないか

殺されないかな

大袈裟かと思うかもしれないけれど

本当にそこまで考える時もあった

でもどうかバラバラにならないでって

いつも思っていた

私がいることで、家族を不幸にしていないか

そんなことも考えてた


幸せそうな友達の家庭を羨ましがることもあった

「なんでうちの家族だけこんなんなのだろうか」と

 





お父さんもお母さんもお姉ちゃんも

本当はみんな良いところがあって

それぞれのかたちで愛を持っている

それはわかっていた





みんなが大好き、本心

でも当時はそう信じていたかった

じゃないと壊れちゃいそうな気がしたから

 
 



ただ、それは私が感じる

個々とのつながりであって

家族というものを感じられずにいた

あの時期の家族に対する悲しい記憶が

強く残ってしまった

今ではそんな大げんかもなくなり

もう昔のことと私も思っていたけれど

実は、今も

その時の傷がずっと癒えていなかったみたい

 
きっとこの頃から
何かつながりに対する思いや
安心感みたいなものを求めていたのかもしれない
   


記憶は断片的で、覚えているのは

心臓が痛くなったあの感覚と

なんとなく頭の中で響いている

あの時の大きな音や声

思い出そうとしても思い出せないくらい

傷ついた過去やトラウマに

蓋をしてきていたのにも気がついた




 

そのせいで

家族との思い出を聞かれたとき

すぐに思い出せない自分がいて

正直ショックだった。


 



一方で当時励んでいた新体操やダンスは

仲間とやるもの

心が通わなければできない競技で

苦楽をともにしながらも

みんなで進んでいける

その仲間とのつながりがすごく尊かった

 



自分を表現することが好きだった

自分の踊りや表情から

自分以外の人に

笑顔や感動が生まれることが

すごく嬉しくて

自分の存在に自信をもらえた

認めてもらえている感じがした


だから、表現している自分が好きだった

 


自分とのつながり方をまだ知らなかった私は

きっといつもどこかで

誰かとのつながりを求めていた

 

そんな中、当時周りからは

近寄りがたい、しっかりしてそう、クール

ツンツンしてる、1人で生きていけそう

プライド高そう

 

そんなことを言われることが多かった

気にしいな私は

なんとなくそうしていないといけない気もして

言われるイメージの自分になろうともした

 

1人で泣いて感情を消化することも少なくなかった

それにも慣れていた

 

けど、本当はどこかで寂しさを感じたり

安心感が欲しかったり

そんな気持ちがあったのだろうなと思う

 

 
 

 

「家族のような温かいつながり」

もしかしたらそれを1番望んでいるのは

私なのかもしれない

そのつながりの中で「安心」したいのだと思う

 


自分のテーマにしている「つながり」
ただ選んだキーワードじゃない


この気持ちを知ってくれて

手を取り合ってくれる人たちを

私は家族のように大切にしていきたいんだ

そして、私だけでなく

みんなにとっても安心できて

家族のように思ってもらえるような

つながりを築いていきたいんだ

 

 

 

お節介ですぐおへそが曲がるけど

不器用ながらもいつも愛を届けてくれるお父さん

当時の喧嘩でも一度も手を出す事はなかった

それを知っていたから

私はお父さんを信じることができた


 

 

塩対応で、人の話に興味なさそうだけど

1番辛抱強くて、いつも見守ってくれるお母さん

 

 


見た目も中身も正反対で

ぶつかることも多いけど

ふとした瞬間に優しさをくれるお姉ちゃん

 

 

あの時期を越えて

今もここに「家族」があることが幸せ

昔と比べて随分と穏やかな家庭に

なったとも感じている
 
でも、みんながあの時期の傷を

見えないようにしてるだけで

まだ抱えているのもわかってる

 

 

 

人は、過去の記憶に蓋ができる

美化することもできる

 

でも、本当に大切なことは

見えないようにすることでも

美しいものに置き換えることでもなく

その事実とちゃんと向き合うこと

逃げないこと

 

どんなに進みたい道があっても

未完了のものを残していくと

それがものすごい力で足を引っ張るのだと知った

 

家族の本当のつながりは

もっとこれから修復できると思っている

もっと愛で満たせると思っている


あの時の傷は、私だけの傷じゃないはず

 



家族のことが大好きだから

死ぬときに、なんなら今この瞬間に

みんながこの家族でよかったと

心の底から思えるのなら、私は死んでも後悔ない

 

 

 

 

これまで家族の仲を取り戻すにはどうすればいいか

たくさん考えてきたけれど

 

その人自身が変わろうとしない限り

他人は変えられない

 

 

自分と向き合った分だけ

人としてちゃんと強くなれる

自分に感謝できる

自分を愛することができる


そうして自分が満たされていった先で

自分以外の人や世界が幸せになっていく

 


 

だから、まず私が人として

成長し続け、自己実現をさせていき

幸せになることからはじめていく

 

 

みーんな、幸せになっていい

自分のために生きていいんだよ

それが周りの大切な人のためになる 

 

本当に望むものは
きっと後からついてくるんだから

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