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ハバナ(キューバ)旅行入門
各所でキューバ旅行のエピソードや準備について散発的に書いたりしたのだが,キューバ旅行の経験自体ある程度のレアリティがあると言えるし,今後キューバに行く人のためにもう少し体系的に情報をまとめてみたいなと思ったので,書く.
注意点としては,自分が行ったのは首都ハバナだけという点.バラデロやサンティアゴ・デ・クーバまで行くなら話は変わってくると思われる.また,情報は全て2024年2月時点のわたしの経験に基づくものである.
準備
ビザ
赤羽橋の領事館にビザを取りに行く必要がある.
以前書いた.
航空券
日本発であればメキシコ経由が現実的.
これも書いた.
ホテル手配(経由地:メキシコ)
航空券の記事で書いた通り,乗り継ぎでメキシコに1泊する必要がある.
自分の場合はホテル直結のカプセルホテルに泊まった.
「海外のカプセルホテル……?」と少し不安に思っていたが,非常に清潔で静か.日本のカプセルホテルに泊まるのと同じ形で宿泊できる……と言いたいところだが私は日本のカプセルホテルを使ったことがない.
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なお,空港直結のホテルで便利なのだが,空港ビル内のお店の物価が非常に高い.おにぎり1つ600円.良くわからないホットサンドとコーヒーのセット2000円超.たかいたかいなのであった.安く美味しいものを食べたいなら街中に泊まったほうが良いと思う.
メキシコ・シティ国際空港たかいたかいなのであった,の思い出は別ブログに書いた.
ホテル手配(ハバナ)
ハバナに泊まるならここに泊まれ,と自信をもって言える.
GogleMapの口コミ平均5.0,Hotels.comの口コミ「10」.そんな完璧なホテルあるか?サクラでは?と疑ったか本当に素晴らしいホテルだった.
スタッフはお世辞ではなく本当にみんな親切.決して高級ホテルではないが清潔な部屋.ちゃんとお湯も出る.Wi-Fiもある.キューバでは決して当たり前でないものが揃っている.本当に素晴らしい.
観光客がよく行く旧市街の中心地からは少し離れるものの,何と言っても街中の景色・雰囲気が素晴らしいのがハバナ.歩くのが全く苦ではない.
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今後ハバナに行く皆々様はぜひ「Madero B&B」に泊まってみてほしい.「@retoreのnote見た」と言うと……別に安くはならないです……
インターネット
eSIM使えでファイナルアンサー.
これも前に書いた.
米ドル
各所で言われるようにキューバ,少なくともハバナでは米ドルが当たり前に流通している.キューバ・ペソを使わなければいけない場面は,カサブランカ行きの船くらいだったので,市内を観光する程度なら米ドルがあれば足りる.
入国・市内移動
入国の流れは以下の通り.
① D`VIAJEROS確認
キューバで入国時に必要になるオンラインフォーム「D`VIAJEROS」.入国審査の列に並ぶと,いかにも「入国管理官」という人がいるブースの手前にこれを確認する人が座っているので,事前に回答しておき,QRコードを見せる.
② 入国審査
そのまま列を進むといかにもな入国審査のブースがある.特に何も聞かれなかった.領事館でもらったビザはここで確認されるのだが,いかにも入国時に回収されそうな半券のデザインだが,ここでは何も回収されない.ただし後述するが,出国時にビザは回収されるので,絶対になくさないこと.
③ 荷物検査
ここだけ「ザ・社会主義国」って感じの愛想もやる気もない職員が居たのが印象深い.金属探知機を通った後も結構しつこく身体検査してくる感じだが,他方で荷物のX線の確認のほうは明らかにやる気がない.
④ 預け荷物受け取り
小さい空港ではあるのだが荷物が出てくるまでは結構時間がかかった印象.入国審査で結構待たされたのだが,荷物受け取りでも更に少し待たされた.
⑤ タクシーで市内へ
少し歩いたバス停からローカル路線バスに乗ってハバナ市街へ行くというルートも無いわけではないが,間違いなく玄人向けなのでおすすめしない.
Madero B&Bの場合は,予約後のメッセージのやり取りでタクシーを手配してくれる.当時の値段は35ドル.決して安くはないが,予約せずその辺のタクシーを捕まえても同じくらいの値段になるようなので,ホテルに手配をお願いするのが良いと思う.
なお,これも各所で言われるが,空港のオフィシャルな両替所はレートが悪すぎるので,もし米ドルをキューバ・ペソに変える場合(繰り返しになるが米ドルさえあれば正直困らないのだが),空港では両替せずに,街中やホテルで両替するほうが良い.
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市内観光
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自分は観光に2.5日ほど確保していたが,ハバナを散策するだけなら1.5日くらいあれば足りるかな,という印象.ただし2.5日あっても全く退屈はしなかった.本当にそこかしこにエモい街並みが続いている.
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ぜひ行って欲しいのは旧市街から運河を挟んで対岸の「カサ・ブランカ」.キリスト像のある高台から眺める旧市街の街並みは非常に美しい.
出国
① タクシーで空港へ
往路と同様,復路のタクシーの手配もホテルで頼んだ.流しのタクシーはトラブったりボラれたりしがちなようなので,特に復路はホテルに手配を頼むのが良いと思う.
② チェックイン
愛想はあまりないものの,普通に対応してくれる.
③ 出国審査
ここも愛想はないものの,普通に対応してくれる.ビザはここで回収される.
④ 荷物検査
ここもまた完全にやる気のないスタッフが荷物のチェックをしている.
⑤ ショッピング
一応売店はある.ただ,品揃えは正直良くない.あと,お土産にチョコレートを買おうとして見てみたらMADE IN SPAINだった.どうなってんだ.
また,水を買おうとしたら支払いは米ドルのみ可だった.どうなってんだ.おかげで大量のキューバ・ペソを手元に残したまま帰国する羽目になった.
この記事を読んだ皆さんは,もしキューバ・ペソに両替したら必ず街中で使い切ってください.約束だよ!
⑥ 搭乗
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スペイン語でしか案内がなかったので,そろそろ自分のグループの番だろうと思ったタイミングで空気読んで列に並んだ.
まとめ
ということで,ややクセがある国ではあるものの,米ドルを持っていったほうが良いことと,eSIMを事前に契約しておくべきことさえ気をつけておけば,あとは特に困ることはない.
ただし,慢性的に物資不足の国なので,薬等は忘れることなく持っていったほうが良いだろう.他の国のように「足りなければ街中の薬局で買えばいいや」とはならない.
自分は胃腸薬を持っていくのを忘れたせいで腹痛に悩まされました.