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B 壁に掛かっていた鳩時計が飛んできた話

  • 体験者:ハルさん(60代女性/2022年8月21日時点)

  • 五感の認識:視覚、聴覚

  • 体験者の感情:哀愁

  • 体験者の解釈:父親の霊が何らかのメッセージ(詳細不明)を伝えようとした

壁を離れて飛んできたという、セイコー製鳩時計「BIRDIE」

 ハルさんの父親が亡くなって一週間ほど経った、2016年6月某日の出来事。
 
 ハルさんの寝室の一番奥の壁には、木製の鳩時計が掛かっている。セイコー製の「BIRDIE」という種類で、大きさは縦42センチ、横22~30センチ、奥行き14センチ、重さ1.7kg。
 電池を抜いて、インテリアとして飾られていた。

 その晩ハルさんは寝室のカーペットに横になり、奥の壁に足を向けて、壁から1メートルほど離れて寝ていた。
 午前2時14分、部屋の中で突然大きな音がしたので、彼女は驚いて目を覚ました。

 起きて周りを見渡すと、寝ているハルさんの右斜め1メートルくらい後方の床に、壁にかけていたはずの鳩時計が落ちていた。
 壁から外れた鳩時計は、ハルさんの体を通り越して、2メートルばかりも飛んできた計算になる。家族が入ってきて飛ばしたはずはないし、そんな事をする理由もない。

 地震でも起きたのかと思って翌日家族に聞いてみたが、誰も知らないと言った。ネットで調べてみても、昨夜この地域では地震が観測されていないことがわかった。


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