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連絡をする前に

昨日、比較的大きな地震があって、眠れなくなった人もいるのではないかと思う。3月に最大震度6くらいの地震があると、何となく嫌な感じがしてしまう。あの大きな震災から11年が経つが、未だに元に戻っていないところもある。復旧はまだ道半ばである。

こういった大きな地震があった時に、震源の近くに知り合いいればその人は大丈夫かと連絡をしたくなる。もちろん、それはその人を心配するからという純粋な心からで来るもので、非常に人のことを思える人である。だが、本当にまずい状況の時、そういった連絡に対応しているとどうなるだろうか。最も困るのは逃げ遅れることだ。さすがに連絡の対応が先んじることはないだろうが、それでも一瞬の判断の遅れが文字通り命取りになることもあるだろう。

さらに、スマホの電池の消耗も気になる。災害時は、節電モードにして電池消費をなるべく抑えることが基本だそうだ。そんな時に連絡を取り合っていると、電池があっという間に減っていってしまう。本当に必要な時にスマホの電池がなくなっていたら…。そう思うと、恐ろしくなる。

災害が起こった時に、渦中の人にすぐに連絡するのは一呼吸おいてからでもいい。状況が落ち着いてから改めて連絡しても遅くはないはずだ。本当に相手のことを考えた行動とは何なのか、そんなことを考えさせられる昨晩の地震であった。

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