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気になっている本

今月は読書がまったく進まなかったので、たまには今気になっている本について書くことにする。ここ最近は、読む本を決めるのに、ほとんど他力本願である。これは意図的にやっていることで、もし、自分の興味だけで決めてしまうと、自分の興味のあるものしか読まなくなるからだ。たとえば、Amazonで何か本を買ったとすると、次に必ず「あなたへのおすすめです」と何か薦められることになる。それを読んでいては、結局、同じような本ばかりを読むことになる。だから、どこかで見かけたもので自分ではあまり手に取りそうもないところを選ぶ。

明治維新後の東京はスラム街だったようだ。その人たちを救うために、東京養育院が設立されたのだが、設立の中心人物こそ、大河ドラマで主役を張っている渋沢栄一だった。渋沢栄一関連の書籍は、今年は多く取り上げられているので、これもその一つだろうが、会社を多く建てたことがクローズアップされているので、こういった慈善活動は意外と語られていない。

生物学の本だが、組織論の本といってもよさそうな一冊。10年くらい前にも出版されたようだが、今年、内容が追加されて再び発売された。働かないアリに意義がある…いったいどういうことだろう。組織には2:6:2の法則などがあるが、アリ社会の話を人間にどう結び付けているのか、大変気になる内容だ。

学者でなく、実際に経営している人が書いている本だから説得力がある。レビューなどを読んでいると、かなり地道に経営をされている方であることが伺える。机上の空論ではなく、血の通った経営とは何なのだろうか。そのようなヒントがありそうだなと思わせてくれる内容であると期待している。

10月は気候もよくなってくるので、これらの本を読む時間を取っていきたいものである。

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