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ピッチを意識する

今日は週末だったので、長い距離を走る予定で、その通りに約21kmを走った。さらに、あるテーマを持っていた。ピッチを上げることである。ピッチを上げると、その反動でストライドが小さくなるのではないかという懸念があったのだが、最近の練習を分析してみると、むしろピッチを上げた時のほうがストライドが伸びていたのである。しかも自分の感覚とは反対である。

Garminと、付属品のランニングダイナミクスポッドによる計測によれば、

21.13km、1:39'11" (4'42"/km)、平均上下動比8.9、平均上下動11.0cm

ということだった。この上下動が11.0cmというのが個人的にはミソで、今までの走り方では11.5cmくらいで、その差0.5cmという僅かな差ではあるが、積み重ねていくと結構なものである。ピッチを意識することで結果的に上下動が抑えられたのである。

さらに今日の練習では、前半10kmまでは11cm以下に抑えられていたのだった。それが11km以降で跳ね始めてしまい、11cmを超える数字になった影響で、ならされて平均が11.0cmとなったわけだ。これは自分の感覚ともだいぶ重なっていて、前半はそんなに無理しなくてもスピードを維持するのとピッチを上げることが意識できていたが、10-15kmの5kmはタイム的には最も速かったが、無理して出したスピードという形だった。フォームが維持できなくなったので、前にも上にも力を使ってしまったのである。そのツケが15km以降に出て、4'50"/km台のラップしか刻めなくなったのである。

ベストを出した2014の東京マラソンも、ピッチを意識する走り方がハマったレースだったと記憶している。あれ以来、なかなかあのような走り方はできておらず、できないから後半に失速してしまうという循環になっていると考える。ピッチ走法が馴染んでくれば、後半まで力を温存できるのではないかと思うのである。

一方で、走り方が小さくなってしまう懸念もあることから、余裕のある日は、終了後の流しを入れるなどして、フォームの大きさというものも意識してみたいものである。

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