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自ら考えること

今日は消火訓練があった。働いている場所で火事が無いとも限らないので、消火栓や消火器の使い方を説明され、実際に散水も行った。消火栓のボタンは、小学校の時に「絶対に押してはいけない」と言われていて、それで押したことはないのだけれど、実際に押してみると、ポンプのスイッチが連動してONになり、バルブを開ければ水が出る仕組みになっていた。その仕組みになっているのを初めて知ったが、おそらく、どこの場所でもそういうものなのだろう。

訓練は10時から行われたのだが、当初、パートさんは訓練に参加しない感じになっていた。実際に動かすことはなかなかないだろうとの判断だった。その時間に別の仕事をお願いしようと思って、昨日のうちに伝えておいたのだが、今日になって「訓練に参加したい」「その間の仕事ができないが、申し訳ない」と。自分としては別に構わなかったので、「(訓練に)参加してください」と伝えた。

その人自身は、もし、いざという時に使い方がわからなかったら心配だから…という気持ちであったらしい。気持ちの出処はさておき、言われた通りに何もかも行うのではなく、必要に応じて、自分で判断することは重要である。特に、緊急の時に誰かの指示を待っていたら取り返しのつかないことになることもある。そうならないために、普段から訓練であったり、緊急連絡の系統図を用意したりと、準備はしているのだが、咄嗟の場合にそれらがどれだけ役に立つかはわからない。だから、消火栓一つ取っても、たとえ自分で動かすことは無いとしても、知らないよりは知っているほうがいいと思うのだ。

非常に些細な例ではあるが、一人一人が考えて動ける組織は理想的だし、強固な組織であると思っている。

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