スマホの紛失を防ぐには

会社で個人に貸与しているスマホを紛失したというケースが続けて起こったため、注意喚起がなされた。いずれも会社内ではなく会社の外で起きたことのようで、一件はプライベートでのことだったらしい。

スマホの紛失自体は電車内でも置き忘れの注意をよく見る。傘などと並んで忘れ物が多いのだろう。よく使うものなのに、ふとしたときに注意が疎かになり、無くしたときは気づいていないはずだ。

ストラップをつけて肌身離さず持っておくことや、紛失防止タグなどで一定の距離を空けるとブザーが鳴るということで紛失のリスクはだいぶ減らせる。しかし、その辺をルール化すると少なからず反発があるようで、なかなかルール化に踏み切れないのが実情らしい。そんなことを言っても個人で所有しているものじゃないんだから、ある程度の制約は仕方ないんじゃない?と思うが、なかなかそういうわけにもいかないらしい。

たしかにルール化して管理するというのは、ある種、レベルの低いやり方だ。ルールを守るほうは自分で考えなくなる。校則を厳しくして学校のレベルが上がるか?というと、たぶんそうではない。むしろ、レベルの高い学校ほど校則が緩いことのほうが多い。

そう考えていくと個人の意識レベルを上げるほかない。なぜスマホを無くしてはいけないのか、無くさないためにどうしたらよいか。そんなことを考える機会であったり注意喚起を定期的にやったり。ただ、大抵の人にはそれでも響かない気がする(自分には関係ない、と思ってしまいがちだ)し、限界がある。人間はミスをする生き物なのだから、その前提で物事を考えたほうがいいのにな…と思う。

必要ないときは持ち出さない。無くさないためにはそれに尽きるか。結論としては、何とも寂しい気もするが。

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