見出し画像

リバースメンタリング

リバースメンタリングという言葉を初めて聞いた。メンターとは、若手のサポートする歳の近い先輩社員のことを指す。年下の社員は自分と年齢の近い人なら比較的話しやすいし、逆に先輩社員のほうは、いわゆるマネジメントスキルを身につけるのに、この制度を利用したいということだ。

じゃあ、リバースメンタリングって何なのよ、ということだが、これは若手社員をメンターとして、経営層をメンティーとして振舞うことで、変化の激しい現代に若手の感覚とやらを経営層に伝え、若手のほうは経営層の持つマネジメントスキルを得て、双方に学びの場を提供をしようというわけだ。

富士通のサイトに、だいぶ学術的に書いてあった。元祖はあのGEのジャック・ウェルチさんで、日本ではP&G日本支社や資生堂の取り組みが有名どころ。

「社長から執行役員までの役職者約20名を対象に一人ひとり20~30代の若手のメンターが付く。メンターは月1回、スマートフォンや交流サイト(SNS)の使い方から消費者の動向などIT機器にまつわる様々な事象を説明。学んだ内容を役員は担当部門で活用するよう求められる」
(2017年3月14日 日本経済新聞電子版「資生堂、若手社員が上司を教育」)

そんなことを会社で始めるというので、試しに応募してみたら、メンターになったそうなので、5月から始まるらしい。仕事外といえば仕事外の活動っぽいが、そこは業務内にやることが認められているので、大手を振ってやれるというわけだ。

AIを活用するスキルや動画の技術など、今話題のスキルを自分自身が持ち合わせていればわかりやすくてよいが、あいにくどちらもあまりない。選出されたということは何か面白いと思われたところがあったからなのだろう。noteを書いているのもSNSの一環ということなら、自分がやる一つの意味合いになりそうだ。メンター2人、メンティー1人の3人1組で、どういうお題で話が進むかは今から決まる。会社の取り組みとしても、個人的な趣向としても、実りあるものになってくれたらいいなと思う。

よろしければサポートをお願い致します。頂いたサポートは新しいことを生み出すための活動に使用させていただきます。