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安全性を上げる

今や我々の生活に欠かせないリチウムイオン電池。スマートフォンやノートPCなどに搭載され、自動車などにも搭載されている。生活を豊かにする便利なものである一方で、爆発の危険性もある。先月のことだが、青森の工場で爆発事故が起こり、1人の従業員が亡くなっている。リサイクル処理の過程だそうだ。

リチウムイオン電池に使われているコバルトは有価金属、つまり貴重な資源であり、各企業がリサイクルを推し進めている。そんな最中で起こった事故であるので、同電池の危険性を改めて知らしめた形になった。

発火・爆発の原因となりうるのは電解液が有機溶媒であるからだ。上記の横国大の研究はその有機溶媒を水に置き換えられれば、発火の危険は非常に下がると思われる。

ノーベル賞受賞者をも生み出したリチウムイオン電池。現在も、様々な電池の開発が進んでいると思うが、しばらくはリチウムイオン電池の需要が続くであろう。便利なものの安全性を上げることも重要な研究であると思わせてくれるニュースである。

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