目標設定の際に取り入れたい、偶然の力
12月も半ばに入り、今年も来年の年間計画を建てる時期となりました。
年間計画を建てる際に、取り入れていることが「偶然の力」です。
計画というと、何か将来を決めてしまうような何か窮屈な感じを覚える人もいるのではないでしょうか?
今回はそんな人にも参考になる記事になればと思います。
ハップンスタンス・ラーニングセオリー
アメリカ、スタンフォード大学の心理学者ジョン・クランボルツ先生が提唱した理論に「ハップンスタンス・ラーニングセオリー」があります。
私の大好きな理論なんですが、その中で「個人のキャリアの8割は偶然でできている」と言われています。偶然に誰かと会う、偶然の機会が訪れるなど、「予期しない偶然の出来事」が個人のキャリアを決定づけるといった話です。
8割が偶然によって決定づけられるという話は、にわかに信じ難いものです。最も、クランボルツ先生がいう「偶然」とは、全く予期しないものだけではないのですが、それでも8割という数字は衝撃的な数字です。
この数字をみてしまうと、年間計画を建てるのがちょっとアホらしく思えてきますよね。なんせ8割は偶然で決まるとするのなら、事前に計画を建てることに意味があるのか?なんて思ってしまいます。
でも、そこはクランボルツ先生、ちゃんと対応策も示してくれています。
偶然の出来事をチャンスに変えるスキル
それが、人生における偶然の出来事をチャンスや好機に変えるための5つのスキルです。
・好奇心
・持続性
・柔軟性
・楽観性
・リスクテーキング
この5つを簡単に文章にすると「様々な事に興味を持ち、起きた状況を柔軟に受け入れて、学ぶ機会を活かそうと楽観的に捉え、努力を続け、リスクを恐れず行動し続ける」っとなります。
目標設定にも取り入れる
これらの考えを目標設定にもぜひ取り入れたいものです。
目標設定の際に、結果だけを決めるのではなく上記に書いたような、偶然の出来事をチャンスに変えるスキルを向上させるような目標を設定するのです。
例えば、日記を毎日つける(持続性)や、新しいことにチャレンジする(リスクテーキング)のような目標を設定してはどうでしょうか?
私は、必ず毎年の目標の最後は「この目標に書かれていないことを3つ達成する」っという目標にしています。
そして、年末に振り返る際、その年に何か偶然に達成した3つのことを見つけて、新しい人生の展開に感謝しています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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