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里山里海を訪ねて 能登

この地域では、“その昔、八幡神社の男神様が増穂浦に漂着し、住吉神社の女神様に助けられ、その縁で契りを結ばれた。その八幡の神様が増穂浦の浜に上陸の折に小貝を寄せ与えるようになった。”という逸話から、桜貝は「幸せを呼ぶ」と言われているそうです。

そんな綺麗な桜貝が沢山打ち寄せられる浜からほど近い、Royal Hotel 能登をご紹介させていただきます。


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某住宅メーカーの創業者の夢 
「リゾートを生活の一部に組み込んだ総合生活産業」を目指したい。
働き過ぎの日本、国民は、必ずゆとりある生活を志向していくはず。確実に、滞在型のリゾート産業が台頭してくるとして、本格的なリゾート時代の到来を予感し、第一号のホテルとゴルフ場を能登でオープン(昭和53年春)した。

日本列島に残された“自然”という気長な資源をどういう方向に活かし、後世に伝えていくか。
その貴重な資源を。地域社会の活性化ということで開発することにより、地場産業の育成に貢献したいという思いからだという。

ことし、生誕100周年を迎える。この機会に、なぜ生まれ故郷でもないこの地を終の棲家に選んだのか。魅力を紐解いてみようと現地へむかった。
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総支配人曰く、毎年または、大切な日に行きたくなるような、聖地のような場所でありたい。

創業者が愛した能登・・・
体調の良い日は、弁天島まで別荘(ホテル)から往復8キロくらいを散歩していた。

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釣りが好きだったし、この近くに漁師さんがやっている小さな料理屋さんがあって、そこで地元の人と会話を楽しみ、釣った魚と季節のお料理を楽しんでいたのではないだろうかと。

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ワインを表現する言葉で「テロワール」というフランス語がある。この言葉の意味合いは、「風土の」とか「土地の個性」と記されています。
もっとわかりやすく表現すると「ぶどうを収穫するための環境がすべて」ということ。
その要素として、気候もあれば、土壌の個性、地形の特徴などですが、
創業者もきっと、能登の気候風土・能登の食べ物のおいしさ・能登の文化・能登びとの素晴らしさに出会い、ここ能登の地を人生の最後の地に選ばれたのではないかと推測する。


ホテルでは、能登の魅力を食でも紹介
 夕食は、能登牛 アカムツ(のどぐろ)・のとふぐ を楽しめる地産地消の七輪会席が人気だ。

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 朝食は、加賀名物車麩を使った“車麩フレンチトーストをはじめとしたバイキングの他に、ランクアップすると石川県が9年かけて開発したお米ブランド“ひゃくまん穀”と地元の食材を盛り込んだ朝食“能登おむすび弁当”が選べる。

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お風呂も広々としていて、ゆったりと日ごろの疲れを癒してくれる。

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滞在して、釣りを楽しむもよし、ゴルフを楽しむもよし、食を楽しむもよし、そして、「地域の人との語らい」。

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そう、ただの旅ではない。二つの拠点をもつことで叶う豊な生活。

地域コミュニティと一緒にその土地の文化(食・歴史・伝統工芸・風土・・)を楽しめる。そんな場所が、このホテルだとあらためて、感じた旅でした。

※写真は全てイメージです。写真は、下村さんに撮影していただきました。

撮影・取材日は、2021.05.24~25に実施致しました。内容は、2021.09.01~2021.11.30の期間を対象にして作成したもので、変更になる場合がございますので、予めご了承ください。

※掲載文は、全て個人の感想です。

文・・・もちづき ひろこ

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