ぼくが起業したわけ。
新卒で入って、仕事の楽しさを教わり、幸運なことにIPOも経験させてもらったIT系の会社を卒業して、ReSynchという会社を創りました。どうして、起業したい、会社を創ろうと考えたか。自分自身の整理のためにも、「起業したわけ」を第一回のnoteで書いてみます。
端的に、明快に、モノを言ってしまう癖のある僕は、「どうして起業したのですか?」と近しい人たちに聞かれると、「理由は単純です。人に指示されるのが嫌い、それと、自分の好きなようにやりたいからです!」と、そっけなく答えてしまうのですが、ちゃんと説明しますw
①人に指示されるのが嫌い
会社という組織で仕事をしていれば、いろいろなコミュニケーションが発生します。僕は主に法人営業畑を歩んでいたので、当然目標を抱え、管理職になれば、その目標を部下に割振り、達成まで導きます。
プレーヤーの僕は、あれこれ言われなくても自分で工夫して、数字を達成してました。だから、ときどきそれが仕事と思っているのか、あれこれと指示する人に出くわすと、とても不愉快でした。
管理職となった僕は、その、自身が不愉快だった「指示」をする必要が出てきました。指示という強制力を発揮しないと、組織が回らず、数字が達成できないからです。
あるとき、権限を持ち、強制力を発揮するという形で仕事をするというスタイルに、強烈な嫌悪感を感じました。
指示をされるのもいや、するのもいや
そうじゃない形の営業チーム、営業メンバーづくりにチャレンジしたいという思いが日々強くなったのです。
②自分の好きなようにやりたい
新卒でお世話になった会社の成長の一翼を担えたことは本当にいい経験でした。会社組織のなかで、比較的自由にやらせてもらえたと思います。
責任のある立場になればなるほど、社内政治のスキルをあげる必要あります。リソースの配分、優先順位、続ける案件と止める案件ジャッジ等々、社内の調整が重要です。そして、その調整がうまくいくと、ちょっとした達成感も味わえます。それはそれで楽しい。
でも、いくらそのスキルをあげても、僕が決められる範囲は限られています。結局、僕は社長ではないからです。社長ほどの責任を背負ってないからです。
僕は、痛切に「背負いたい」と思いました。自分で考えたこと、思ったことを実現するために、責任を背負って、もっと自分を試したい。自分の意志で最後を決めたい。そう思ったわけです。
③感触を大切にしたい
管理職になると、自分自身がお客さまに向き合うことが減りました。どんな価値を提供できているか、価値提供の感触がなかなかつかめない。
また、ゼロからやりたいな
会社を通してでなく、自分=会社としたときにどのくらいできるかを試したい。
僕にとって、働いているときが一番、「生きてる感」を得られるときです。学生のときから、何をするよりも(勉強よりも…)働いてるときのほうが生きてる感ありました。働いていると
自分の存在価値が可視化できる
のです。
起業して、ゼロからまた働いて、日々お客様と向き合って、自分の存在価値を感じてみたい。試してみたい。
なんで起業したのか?という問いへの答えとして、この3つ目の、「自分の存在価値を感じていたい」が実は一番大きいかも知れません。
次回のnoteではもう少し具体的に、僕の考える「営業」という仕事について書きたいと思います。
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