【#はたらいて笑顔になれた瞬間】生徒も講師も充実する必要性。
お疲れ様です。
教育コンサルタントP206です。
今回は、Noteのお題「#はたらいて笑顔になれた瞬間」について、教育業の問題点等を絡めて記述したいと思います。
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私は、20代から教育業に携わっていますし、表側(講師や塾長など)も裏側(経営者側)も体験しております。
もし、私の知り合い(新卒もしくは20代)から「教育関連に就職したいのですが、アドバイスをください」という相談があった場合には、
(基本的には)
「そうなんだ。頑張ってね!」
と後押しします。
それは、教育業での経験が、私の現在のコンサルティング業や、社会人として必要なスキルを身に付けることに役立ったからです。
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教育業では、
「生徒としての学生」「同僚・部下としての青年」「保護者としての中高年」など、幅広い年齢層とコミュニケーションを取る必要があります。
また、生徒とのやり取りでは、「適切になるべく早い対応」をする必要があります。
例えば、歴史で江戸時代の授業中だったとしても、生徒から平安時代関連の用語が出てきた場合には、きっちり対応しなければなりませんし、社会の授業なのに、国語や数学の話をしてくる場合などはしょっちゅうあります。
授業中なのにも関わらず学習についてだけでなく、W杯予選の話や、芸人の話なども日常茶飯事です。
しかし、授業の内容と少し離れているからといって、その話を無視することは、なるべく避けなくてはいけません。
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中学三年生ぐらいになると、「授業中に何の話をしてるんだよ(苦笑)」という反応になるので問題になりませんが、
小学生や中学一・二年生ぐらいだと、「何だこの先生、ホントつまらない奴だな…」とみなされ、授業を真剣に受けてくれない、もしくは、授業に欠席してしまう可能性が高いからです。
ですので、先生というのは、どんな話にも対応出来るように、頭の回転をなるべく速くしないといけません。
授業だけでなく、塾での生活全てでその必要があります。
この能力は、私の業務で多く開催している「セミナー講師」等で役に立ちますし、他の業種でも同様です。
ですので、一度教育業に携わることは、(基本的には)大きなプラスがあると思います。
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ところどころで「基本的には」と書いてあるので、皆さんも薄々お気づきでしょうが、教育業全般について考えると修飾するには問題がある業種だと思います。
多くの学習塾(学校含む)では、まだまだ講師(先生)の待遇改善につながっていない、と感じるからです。
世間で話題となった、やりがい搾取などと呼ばれる状況も、間違いなくあります。
社会人として働くことについては、当然、気持ちの充実は大事ですし、私的には、気持ちの充実を一番に考えて仕事を選んで欲しいと思っています。
ただ、それを行うためには、肉体的・金銭的にある程度のものを得られないと難しい、というのも事実です。
私の知る限りでは、塾講師としての待遇は、現在は「休日数」「一日・一か月の就業時間数」において改善されているようです。
しかし、民間教育業に比べ、学校での待遇改善は中々進んでいないように感じます。
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私の同級生も、30代になり退職した先生が多いです。
その理由が、「20代は肉体的に充実していたので何とかなったが、年をとっても今と同じ業務をこなせるかどうかが心配」ということでした。
その方によると、学校においては今話題のDX化が進んでいるようですが、まだまだ不十分に感じます。
【#はたらいて笑顔になれた瞬間】を感じるために、また、継続して感じるためには、そういった先生の待遇改善を進めなくてはいけません。
DX化をさらに進め、雑用に取られていた時間と労力を出来るだけ短縮し、余裕時間を生産性の高い業務に振り分けることが出来れば、「基本的には」ではなく、「いつでも誰にでも」教育業への就職を勧めることが出来ます。
そんな時代がすぐそこに来ているような気もしますし、
早く来て欲しいです。
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