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マジックへの想像力の付加 ~たった六面の立体物~

私は、カードマジックが大好きです(笑)。
分かっとるわい!でしょうけど
ある意味でピュアにカード好きなんです。

ただ、最近は狡猾になってきたのか?
楽をしようとしているのか?
他の物と組み合わせていくと
その味わいが変わっていくことに
ようやく気がついたようです。

同じトリック(同じようなトリック)でも
別のものが加わると感じ方が異なり
新しいものを提供したと感じてくれるので
ある意味で、コストパフォーマンスがいいんです。

なので
カード+何か
これをちょっとだけ意識するようになりました。
正直言えば、カード+カードというのも
その1つで、2デックを扱ってみる
というのもまた、応用の方法ではあります。

ですので、ダブルデッカーというのも面白いですので
是非どうぞ(笑)
→ http://restaurantmagic.biz/lpwp/doubledecker/

で、歴史的にもカードと相性のいいアイテムとして
ダイスがあります。
共にギャンブルをイメージさせるアイテムですので
食い合わせのいいものだとおもいますし
知らない人の少ないものでもあるでしょう。

レストランマジシャン、現場マジシャンとして
機動性の高さはそれなりに自信があります。
そこには使う道具の少なさもあると思っております。

変にたくさんの道具を使うとなると、セットやリセットに
時間もかかり、移動の際の体の負担も大きくなります。

また、紛失・破損などのリスクも、アイテム数が多い分高まりますので
シンプルイズベストであると信じております。

ですので、カードマジックをするにしても、付帯させるものを
少なくしていこうとしてきましたし、これからもしていくでしょう。

例えば、仕掛けのある財布でさえ、僕はプラスで持ち歩くのが
面倒を感じてしまいます。いくつも持っているのですが。

そんな僕は、紀良 京佑氏のカードインカードは持ち歩きます(笑)。
まあ、極めて個人的で自己中心的な判断なんですよ。

そこに気が付いたのは、最近なのですがね。

ワレット持ち歩くにしても、そこにパケットを入れて
ギャグのお札を入れて、などと機能性を高めないと
持ち歩く経済性が低いなあ、なんて思っている所もあるのですが
最近は、まあ、ある程度、色々と持ち歩いてもいいんじゃんと。

要は、個人的な要素なので、好き好きでいいじゃん
というふうに、ゆるくなっただけなんですけどね。

そんな中で、サイコロって小さいですし
価格も安いし、想像力を刺激する部分もあるし
いい物だと思うようになりました。

そのきっかけなのですが、あのまんぼう氏の演技でした。
氏の演技の中で、想像上のダイスを振って数字を決める
という部分があります。

そこで「えっ?持ってないんですか?」
とかのセリフも面白かったのですが(笑)
持っていても持ってなくても問題ないし
相手の自由度が上がり、観客個人の体験になっていくので
効果も上がります。

もちろん、まんぼう氏がそういった理論的な所から
演技に入れ込んでいったのではなく
結果的に受けたものが残っていったのだと思いますが。
(本当は、まんぼうさん、とんでもない量のトライアルアンドエラーから
果てしないほどの経験値を積んでいて、そこから抽象概念化されたルールを
相当量持っているので、今は思考実験の精度が高いでしょう。)

で、そこからダイスに興味を持ち、数字の範囲が絞れることや
体験を自分のものにできて、ランダム性も醸し出せるので
どこかに使えないものか、と考えてきました。

まあ、サイコロ2個振って、期待値が7だから
その辺からいくらでもどうにでも
とは思っていたのですが、もう少し色々としたいなあ
なんて。

思ったはいいが、今も全く手順化されてないんですけどね(笑)。

ただですね、現在は横浜の鶴見という所に居を構え
「ダイスを持ってないんですか?」
というセリフが似合う土地柄でもありまして(笑)
まじめに学んでみよう、と。

そういった考えもあって、商品としてダイスを使った
トリックにも興味を持ったりなんです。

トーキングダイスで目を読む所と
ダイスを使ったカード当てなんて組み合わせやすいでしょうし。
アンベルディのダイスを駆使して、いろんなことをしてみたり。

現在コロンビニのダイスを使った手順をまとめてある
ノートを翻訳中なのですが、そのきっかけとして
こんな思考が、実はあったことを書き記してみました。

巧妙なダイスの扱い方などもあり、ダイスを持ち歩く十分な理由になる
トリックを身につけられると思いますので、そちらもお楽しみに。


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