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マジックの生まれる場所 ~知識と刺激の交差点~

また、人前で演技しにくいご時世というか
社会情勢になってしまったのですが、でもそうなる前
こんな僕でも現場に出てマジックをさせていただいておりました。

正直、今はコンテンツ販売や商品の販売をしている人
というイメージが大きいとは思うのですが
純粋に演技だけで食べていた時期もありますし、今でも
心は常在戦場だと思っております。

ただ、年齢的にも?色々と考える所もあり
また自分の才能としては、演技するよりも大きく持っている
部分があるような気がするので、そこを活用している感じです。

その才能?一つが英語版のレクチャーノートを日本語化して
リリースしていくという部分です。
こういうこと言うと、英語がとてもできると思われるのですが
そうではなくって、英語もそこそこ、マジックに対しての情熱もそこそこ
そして日本語化の想いもそこそこなど、いくつかのファクターを
合わせ持っているというのが、僕の才能でしょう。

で、まもなくリリースになりますが、キャメロンフランシスの
ノートを日本語化したものをリリースします。
準備なし、デックのみ使用、サインさえしないという
とことん実戦派という感じの手順が載っているものです。

全部で5つの手順が載っていて、もちろんどれも面白いですし
即興でイケるので、あまり難しくないというのもありがたい所です。

そしてそういったトリックを知ると、少しずつでも変形させる
ってことをし始めるわけです。
特に人前で演じてみて、セリフを変えたり、演出を変えたり
タイミングを変えてみたりなどなど。

実際に演じる場があるからこそ、それが刺激になり
新しいトリックを生み出すきっかけになります。

たまたま先日、仕事で演技をするタイミングがあり
せっかくだからキャメロンの手順を演じてみようかな?
なんて思っていたのですが、サッとできるほど
理解をしてなかったようで、結果的には演じるチャンスが
なかったんです。

でも、ずっと演じるならどれを・・・
なんて思っていたのですが、そんな中で
1つのトリックが、まさに降ってきた感じでした。

キャメロンのトリックの中にあるコンセプトのものでもなければ
テクニックも全く異なるのですが、新しいものを頭に入れたことで
実際に演技する相手に対しての欲求から生み出された感じでした。

やっぱり、必要に駆られて
作品を作り出す、って感じでしょうか。

ちなみに浮かんだのは、アロンフィッシャーの
サーチアンドデストロイのような手順で
2枚の表向きのカードが相手の選んだカードをだんだんと
挟みこんでいくというもの。

アロンの手順は、ある意味で彼の得意なテクニックである
ノーホエアパスなどの活用の部分もあり
まあ、そういった部分の図々しさが面白いというのもあります。

カードを差し込んで、スローモーションで挟んでいくというのは
変わらない流れになるのですが、一番上と一番下において
そこから行った方がいいのでは? または そうできないか?
なんて思って。

そこからアロンのように、相手にやってもらうには・・・?
なんて考えていて。
もちろん特定カードは保持したままでないと・・・という
制約の中で、思ったよりもシンプルに達成できることに気がつき。

手順全体の中において、相手に作業してもらいつつスローにサンドイッチの
部分として活用できるものができたと思いますので
残りのパートをどうしようか、ですね。

前段で一瞬で挟まれる、そしてスローモーション
さらに、何かオチになる現象が付けば
十分にパワフルだろうなあ、なんて。

ここまでの流れを実際にお客さんの前で演じ
どういった感情になるのか、そのテンションを
どのようにマネージメントすればいいのか
再度現場が教えてくれるような気がします。

そんな場に、またすぐ出られるような
状況になることを祈りつつ。

もしそうなるまでに時間がかかりそうなら
またコロンビニやキャメロンのノートを読み込んでいけば
面白いものに出会えると思うので
さらに、楽しんでくれるものになっていくと思いますし。

という事で、キャメロンのノートもお楽しみにしていただいて
コロンビニのノートも楽しんでみてください。

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