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マジックにおいての「ミスディレクション」のイメージと実体験

毎度おなじみ、レストランマジック研究所小林です。
今回もNOTEをご覧いただきありがとうございます。

僕は基本的にマジシャンの人たちの中で
動き回ることが多く、あまり一般の方々と交流する
ということは多くないです。

ただ、最近は色々とあって、他業種の方々と
お話させていただくことが多いわけです。
まあ、バーなどに出ていたらそれは普通なのですが
現在そういった出番が少ないのもあります。

ただ、それ以上に
「マジシャンモードになっていないマジシャン」
という状態は、なかなか出会える存在ではないわけです。

一般の人からしたら、不思議な存在でしょうから
色々と聞いてみたいことなどもあるとは思います。

僕はどっちかと言えば、聞かれたことに関して
正直に答えてしまうので、時に若干夢を壊して
しまうことも(笑)。

で、質問?というか色々と言われることの中で
比較的頻度が多いのが
「マジシャンは、こっちで注意を集めておいて
 逆の手で何かするんだよね!」
とか。

まあ、100%で間違っているわけではないですが
なんと言いますか、大味な言語化でして。

こういった言葉を聞くと
先人たちが、マジックのホントの秘密にたどり着けないよう
見事な煙幕を張ってくれた恩恵なのか
粗悪なマジックを見て、その人のやっていた粗悪な
ミスディレクションを見抜けたからなのか
その辺を思ってしまうわけです。

僕の中でのミスディレクションの定義は
「見せたいところを見てもらう、だってそこを見ていたら面白いから」
というもので、これって比較的最近の理論?
なんだと思います。

ギャリーカーツの「Leading with Your Head」とかかな?
と思ってノートを確認したら違ってて・・
うーん、ジェイサンキーだったかトムストーンだったか
なんかそういった文章を読んだはずなのですが
どこだったのか正確に覚えていません。

ただ、ミスディレクションをかける際に
上記のような意識のもとでかけるようにすると
「隠したい」という意識はみじんもないため
体からそういったにおいが消えます。

そして、ミスディレクションを極めていくと
大きく体を動かすことなど必要なく、極論
呼吸で相手の注意レベルをコントロール
できるようになります。

僕自身、今は自分の呼吸をコントロールして相手の
意識レベルをコントロールできると思っていますし
それは誰でも出来る事だと思います。

恐らく、相手はかけられていることにも気づかないでしょう。
(ある意味で、NLPとかの応用ですので)

正直相手のミスディレクションにかかるって心地いいんですよ
だって、疑う間もなく不思議が起こるので。

視線だけでミスディレクションをかけられ
目の前で容赦なく奇跡を見せてもらえたことがあり
それは非常に貴重な体験でした。

それに関しては、レストランマジック研究所の方に
記事を書いておりますのでそちらに
⇒ 達人のミスディレクション その心地よさ

ベベルにマジックを見せてもらった時間は
僕にとっては宝物です。

では。

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