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「働けるうちは働く!」ための仕事と人生の設計方法#12

「エイジレスで定年のない働き方」の実現をサポートする中高年専門ライフデザイン・アドバイザーの木村勝です。

そして若手上司も悩んでいる

その一方で、若手上司もミドルのマネジメントで悩んでいます。私も若手からシニア層まで幅広い世代からキャリアの相談を受けることがあります。

相談者の山の一つは、やはり「50代シニア層で役職定年間近のサラリーマン」ですが、意外なことにもう一つの山は、「順調に出世してきた40代前半のバリバリ若手管理職層」です。

相談内容は、役職定年で職場に降りてきた年上シニア社員のマネジメントに関する悩みです。

「先輩風を吹かせて協力してくれない」「勝手に元部下に対して指示をする」「自分の方針に常に反対を唱える」等々、その内容は多岐にわたります。

上司である部長・役員からは、「シニア層を使いこなして成果を出すことがおまえの役割」と言われ、部下からは「シニア層がいるから(頭数の関係で)新卒の配属が無かった」と文句を言われます。

上と下から“サンドウィッチ状態”にあるのが今の若手管理職でもあるのです。

以上、シニア層・若手層との間にあるフリクション構造について見てきました。

この問題は当事者だけでなく、会社として役職定年時あるいは再雇用時にきちんと双方のコミュニケーション、マインドセットをする仕組みがないことに起因するところが大きいと私は思っています。

とはいうもののシニアとしては自己防衛的に、こうしたアウェイの環境の中で仕事をしていかなければならないことも認識しておく必要があります。

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