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「働けるうちは働く!」ための仕事と人生の設計方法#90

(前号#89から続きます)
次は、具体的に浮かんできた「目指すべき方向性」をさらに具体的な文章をしてみます。私の場合には次のような内容になりました。

「1カ所に所属して固定的に働くのではなく、自分の今までつちかってきた専門性をベースに複数の相手とパラレルに仕事をしていく」
これは私が今インディペンデント・コントラクター(独立業務請負人)として働いているまさに今の姿です。

こうして作成した「キャリアの方向性」と「棚卸しをしてわかった現在の自分の資産」のギャップが、これからキャリアデザインマップの中で計画的に埋めていく具体的な内容になります。

私が担当するセミナーでは、受講者に皆さんにライフカーブを描いてもらうことが多いのですが、ある管理職の方のコメントが印象的でした。

”「自分のライフカーブを描いてみると、会社の人事異動で大きくマインドが変わっていることに気がついた。今管理職となって部下に何も考えずに異動命令を発しているが、当人にとっては人生の大きなイベントであることを忘れていた。これからは異動命令を伝える際には本人に期待すること、異動の目的・背景など丁寧に説明していきたい」”とのことでした。

ライフカーブは、自分のキャリアに影響を与える要因をあぶり出すだけでなく、自分の今の行動に対するフィードバックツールにもなるのです。

「ライフカーブ」は、ポピュラーで単純なツールですが、「家族キャリアマップ」と連動させると非常に効果的なのです。


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