伊集院光とらじおと、新潟の隠れリスナーと

伊集院光とらじおとの最終回が終わりました。
久しぶりに全時間帯リアタイ聴取しました。

朝の番組にはまるというのは、もしかしたら初めてかもしれないです。

先にFM PORTの話をしたいと思います。俺のラジオ歴の中で間違いなく避けることが出来ない話題なので。
FM PORTという、新潟の第二県域FM局がありました。他の地域で言うと、J-WAVE系(JFL)ではなく完全独立局なのでNACK5とかに近いでしょうか。 そのPORTの朝の番組「Morning Gate」も好きではありましたが、そこまでハマらなかったかと。というか、夜勤が終わるのが大体朝9時で、そこから帰路で聴くので9時30分から30分程度しか聴けなかったので、そこまで「味」が分からなかったんですよね。エンディングトークでくっだらねぇ事やってたんだなってのは分かりましたが。

FM PORTが2020年6月末、経営不振で倒産、停波、閉局した際は、最後の放送の時に泣きました。その模様はこちらに書いてます。 何となく聴いてましたし、毎回メールを出すようなヘビーリスナーでも無かったし、どハマりした番組も別にそんな無かったです。それがかえって生々しい生活の一部になっていたようで、「この音が二度と聴けない」と思った際、急に悲しくなりました。 実際、閉局後に他のラジオ局を聴いてても、ニュースや天気予報、交通情報のジングルやBGMが違う事に違和感あって、PORTがとても恋しくなりましたね。このPORTロスはかなり続きました。

話を伊集院光とらじおとに戻します。
自分の中では外に出てる時は基本ポケットラジオを使うという謎ルールがあります。単にスマホの電池節約という面が大きいですが。なので通勤時はポケットラジオで地元局を聴いてます。
夜勤が終わった際、家に着くと即座にiPod touchをコンポに繋ぎ、radikoで伊集院光とらじおとを聴いてました。まだPORTがあった頃は、後にあんな泣くほど愛したPORTを蹴って、11時まではTBSを聴いてたわけです。

コールセンターの仕事で、電話で忙しかったり糞客と当たったり、そして拘束時間が11時間、12時間と長く、へとへとになるわけです。そしてそんな拘束時間なので寝るまでのインターバルも短く、趣味もろくに出来ない為、何重にもストレスがたまるわけです。 そんな高ストレス状態の中、朝食(晩飯)を食べながらこの番組を聴くのがささやかな楽しみでした。テレビ番組はワイドショーばっかですし、仕事終わりに聴くバラエティとして一番しっくりきました。 ある意味、深夜番組ですよね。

伊集院光さんなのでトークの面白さは言わずもがな、ゲストトークも本当に面白い。聞き出す力がすごい。 芸人同士の喋りが好きなので、芸人が来た時は真骨頂。いいとも増刊号みたいに、地方でも総集編みたいなやつを放送すればいいのにと思うくらい濃厚でした。
なかなか地方の番組では有名人がパーソナリティを務めたり、ゲストとして来ることがないですからね。ミーハーなので、それだけで豪華に感じます。 都内に住んでる人は分からないと思いますけど、地方のラジオって大体は局アナ、局のパーソナリティ、ローカルタレントで構成されてますからね。あんなに芸能人がバンバン出る事って在京キー局だけです。
そしてその地方局にゲストで出そうな、全然知らない芸能人でもない人(○○学会の人とか)がゲストの時も聴けちゃうんですよね。聞き手が大好きな伊集院光だからというのもありますが、それでも色々聞き出して、そして面白く転がして。毎朝やってるのがすごい。

そして朝のラジオ番組なのに、とにかく内容が濃い。 特に俺の五つ星とか、リサーチ大変だろうに、よく1コーナーでやってたなって思います。この番組は正直、手がかかり過ぎて前番組のゆうゆうワイドみたく30年とか続く番組ではないかなと思いました。悪口じゃ無く、なんか才能あり過ぎるバンドが長続きしない的な。多分、どっかが力尽きるだろうなーと。それこそ地方とはいえ県域局が潰れるような時代なので資金面も含めて。 ただ、6年で終わっていいようなコンテンツでは無いです、絶対に。Twitterのハッシュタグ見てても同類のツイートを多く見かけました。本当に、TBSラジオというより、ラジオ界の損失だとさえ思います。

今後の自身のラジオ人生、どうなるかなーと思いますね。
TBSラジオは在京キー局の中で一番贔屓にしてるラジオ局なので、後番組も聴くかもしれません。ただ地元局を応援したい思いもあるので聴かないかもしれないです。
ちょっと話逸れますが、大学時代に埼玉に住んでた際、通勤通学中に一番よく入ったのがTBSラジオだった事もあり、一番聴いてました。それでかは分かりませんが、ジングルの音とか、マイクの音量とかスタッフの技量とか、何かとTBSラジオがしっくりくるんです。 たまにニッポン放送の番組聴く事もありますが、なんかマイクの音がばらついたり、ジングルがしっくり来なかったりで、あー気付けばTBSラジオリスナーになってんだなーって思いましたね。
ただ、そんなTBSラジオだからこそ、今回の終了に至った経緯がもんにゃりするわけで。どこまでが真実で憶測なのか分からないので追及しても仕方ないですが、不信感は残ります。それ以外にもいい話題聞かないので、早く社長変わらねぇかなーと思う次第です。

毎日聴いてたわけでは無いですが、radikoプレミアムに加入してからの約2年間、楽しませてもらったし、救われました。 本当のありがとうございました。
PORTの「放送局が無くなる」を経験しているので、まだあの時ほどのロスは来ていません。少なくとも現時点(3/24最終回OA時点)では。 あの時は全部死んだわけですから。ナビゲーターは生きてますが、「PORTで喋るナビゲーター」は無くなりましたし、復活は0なわけですから。
それと比べると、TBSラジオは残りますし、深夜の馬鹿力もありますし、後ろの番組であるジェーンスー生活は踊るはあるので、多少の寂しさは和らげます。 何より、最後に語ってた「他局からオファーはあった(1クールは出ない)」「また朝の番組やりたい」に期待したいですね。こんな事があったからアレなんですが、できればTBSラジオでやって欲しいんですよね。TBSラジオは生きてるわけですから。 まぁ俺の知ってるTBSラジオは死んだとかそういう話し出すとまた長くなるのでこの辺で。

なんかとっ散らかり過ぎて当初想定してたのと全然違う回になっちゃいましたが、そんなことを思いながらまたラジオ迷子になろうと思います。ラジオ漂流記のはじまりはじまり。ロビンソン一家漂流記みたく一冊書いてやろうか。誰も読まん。


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