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送り迎えで子どもに何を残せるか

書く習慣1か月チャレンジ day5 昔はどんな子どもだったのか。

小さな頃、大のおじいちゃんおばあちゃん子でした。

両親が共働きで教員だったので、同じ市内にある祖父母の家で過ごす時間が長かった。

早朝まだ寝てるか起きてるか分からないような状態で、通勤する父の車に乗せられ祖父母の家へ。

もう一眠りして目を覚ますと、ばあちゃんがつくってくれる大好きな朝ごはん。

スティック状に切ったトーストをコーヒー牛乳に浸して食べる。これが最高に美味しかったなー。

食べたらじいちゃんの送り迎えで幼稚園へ。
帰ってきたらじいちゃんといっぱい遊ぶ。

夜眠たくなった頃、母が迎えにきてくれて寝る為だけにおうちに帰る。

そんな毎日。



特に、じいちゃんの送迎が大好きでした。

僕の通った幼稚園はバスの送迎が無くて、お友達の送迎はだいたいお母さんがしていました。

そんな中、来てくれるじいちゃんが子どもながらに、誇らしかった。

参観日とかの行事の参加も大体じいちゃん。

母が来てくれなくて寂しいって感覚は不思議と無く、自分だけじいちゃんってのも特別感があって、とにかく嬉しかった。


じいちゃんは、ほんのちょっと時間にルーズだったので、よくお迎えの時間に遅刻してました。

僕の幼稚園では、お迎えの時間が遅くなった子たちは先生といっしょに園庭やお部屋の掃除をしてお迎えを待っていました。

その時間がとっても楽しかった。

大体お迎えが遅い子はメンバーが固定されています。

その時間で仲良くなったお友達もいたし、みんなが帰った後にこっそり秘密の任務をしている感じが嬉しかった。

幼稚園の先生とかには迷惑だったかもしれないけど、じいちゃんがちょっとルーズなおかげで作れた良い思い出。


帰り道では、じいちゃんの自転車の後ろに乗って色んな場所に連れてって貰いました。

周り道をして電車を見に陸橋を登ったり、近所の漁港をサイクリングしたり。

じいちゃんは口数も少なくて、何かしゃべってくれるわけではないけど、2人で過ごす時間が大好きでした。

幼稚園であった事はほとんど覚えてないのに、不思議と帰り道の事は今でも大切な思い出です。



そんな経験からか、昔から子どもの幼稚園や保育所の送迎に強い憧れを抱いてました。

それが出来る仕事、生活がしたいとずっと思ってキャリアの選択もしてきました。

そして今、幸運なことに、娘の保育所の送迎ができています。



でも自分はじいちゃんのように、娘に大切な思い出をつくれているかな?

ついつい前後の用事につられて時間を気にして余裕のない動きになっていると反省します。

細々した家事だったり晩メシ作りだったり、何やかんやでお迎え前後がバタバタしてしまいます。

考えてみれば、保育所の送迎ができるのはたった3〜4年しかない。

それでも僕とじいちゃんの時間のように、子どもの一生に残る思い出になるかもしれません。

この時間もっと大切にしたいな。

子どもの頃を振り返って、そんなことを考えました。

以上


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