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氷上の思い出


ぶ厚い扉を開いた瞬間、ブワッと冷たい空気がスーッと胸に入り、体を包む。

空調機の埃と独特の匂い。

エッジで傷つかないように床に敷き詰められた黒マット。

ブレードテープは白派。NHLの真似をしてブレードの先端は残す。

スケート靴の紐を縛るときの、奥歯がガチッとする感覚。

ゴムが伸びたレガースを止めるためストッキングの上からビニテを巻いていく。

ゴール前で円陣を組み、一斉に氷上をスティックで叩く。カカカンッ!カンッ!

陸上では考えられないほどのスピード。
身体毎吹き飛ばされるボデイチェック。
シュートが外れフェンスに当たった時の爆発音。

絶対絶命の大ピンチの5秒後にはターンオーバーでゴールが決まっている。

歓喜の輪の中でヘルメットをバシバシ叩かれ、ベンチから出された手を滑りながらグローブでタッチしていく。



あー、書いてるだけでやりたくなってくる。
アイスホッケー。
これまで夢中になったこと。

手軽ではないし、不健全だし、過酷すぎる。
けどめっちゃくちゃ魅力的なスポーツ。


スケートリンクを貸し切って行うアイスホッケー。
必然的に、リンクが一般営業を行なっている時間帯はプレーできません。

リンクの一般営業が終わる19時。
そこから貸切営業が始まります。

ジュニアのフィギュアスケート
スピードスケート
ジュニアのアイスホッケー
成人のフィギュア

大学生や社会人のアイスホッケーチームがスケートリンクを使えるのは当然そのあと。

練習開始24:30とか26:00とか普通にある。

練習が終わって大学まで帰ると、朝。
そのまま就職面接に行ったこともあったなー。

授業だってなかなか行けなくて留年するひとも多数。
そして卒業叶わず消防士になるとこまでがあるある。笑

なんて不健全。

さらにスケートリンクを貸し切る為の部費も高額。アルバイトもガチるしかない。

そんな環境でもやりたくなるから不思議。
ブラックな条件を吹き飛ばすほど、氷上は興奮と情熱に溢れています。


初めてアイスホッケーを生で観たときの、かっこよさが忘れられない。

想像を絶するスピード感、防具をつけたシルエット。

さっきまでちょけてた先輩達は氷の上に乗るとめちゃくちゃかっこよかった。

#71とか #66とか大きな背番号もアメリカンな感じでかっこいい。

番号の入ったスタジャンとかスウェット、キャップ。

カルチャー自体がちょっとお洒落でかっこいい。



ほんと面白いんです。アイスホッケー。
もっと語りたいけど止まらなくなるんでこのへんで。

大学生、やったらいいよアイスホッケー。

新しいこと始めるの全然あり。


現在、第69回関西学生アイスホッケーリーグ戦 開催中。

コンテンツとしても面白いので、是非!


熱を入れて書こうとしたら、間あいちゃった。
よくない。もっとライトに書こう。
飽きるから1000字くらいで。

書く習慣1ヶ月チャレンジ
Day14「これまでに夢中になったモノやコト」でした。

以上

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