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サッカーほど危険なスポーツはない。【小野伸二】

小野伸二。    
先日、日本サッカー界の天才プレーヤーが惜しまれつつ現役を引退。
彼もまた選手生命を脅かされる悪質ファールを食らった選手である。

1999.7.4日 シドニー五輪アジア1次予選 フィリピン戦。
相手DFのダン・パデルナルによる悪質なファール(2:35~ 出典:Woody Football)によって左膝靭帯断裂の大怪我。

日本は最終予選の切符は既に手にしており、ベストメンバーで望む必要の無い消化試合であった。 観戦チケットを売りたいが為に、日本サッカー協会が切り札として小野伸二の先発を事前に発表。結果的に国立競技場に3万9000人を集客する。この試合で悪質で危険なタックルを受けるまでの小野伸二は1ゴール3アシストと絶好調だった。前半だけで7−0という大差のスコアでありながら、悪質ファールによって前半30分過ぎに担架で負傷退場。  
小野伸二がこの時の怪我で天才のふた文字を奪われたのである。  

小野自身も後に「あのケガで、僕はすべてを失った」とコメントしている。

しかし小野は、その後の努力によって2001年にオランダのフェイエノールトに移籍。UEFAカップ(現UEFAヨーロッパリーグ)で優勝するなど、輝かしい成績を残している。
あの悪質ファールでの大怪我がなければ、スペイン・バルセロナの名手シャビをはるかに上回る選手になっていたと言われている。    


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