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海の豊かさを守ろう!奄美大島の美しいビーチを守るSDGsな取り組み

少し前になりますが、奄美大島リゾートワーク部の取り組みの一環として、こんなプレスリリースをサムライトより発信しました。

奄美大島に本拠を置く、NPO法人「ママの働き方応援隊」のみなさんが主催される、ビーチクリーン大作戦。

今回は、その裏側にある美しいビーチの現実について、リゾートワーク部の加藤がレポートします!

観光客が知らないかもしれない、美しいビーチの現実

奄美大島、というより南の島の美しいビーチといえば、こんなイメージが一般的ではないでしょうか・・・?

美しい海、青い空、きれいな砂浜。三拍子揃ってる南の海のビーチ

よく、「手つかずの自然」などと表現されたりしますが、「わー、キレイ!!」と観光などで訪れて興奮するような美しいビーチは何の手も入らずにただ美しいわけではないのが現実なのです・・・。

たとえばこのような透明度が高く美しい海辺であっても、

ちなみにここは奄美大島の端にあたる場所です

よーく見るとこのように、多くのゴミが漂着しています。

ペットボトル多いですよね

しかも、そのほとんどはプラスチックゴミで、よくよく見ると日本語ではないラベル。島の誰かがポイ捨てしたのではなく、大陸側から漂着していることが分かります。

謎の中身入りで漂着した日本ではなかなか見ないレアもの

奄美大島の海岸に行くと(場所によりますが)、こうしたなかなか日本では見かけない大陸由来の漂着物がたくさん観察できます。

テレビ番組の企画であるような、漂着物でイカダづくり、は、実際どうなのかやったことがないのでなんとも言えませんが、無人島などであれば、イカダをつくれるくらい漂着物が転がっている、というのは全然不思議ではない話です。

なんて言っていると「なんか珍しいものが海岸に行くと見つかって楽しそう、面白そう」みたいに思われるかもしれませんが、そんないい話ではなく、本来海や海岸にあるべきでないものが流れ着いているという、残念なお話です。

奄美大島であれば、ウミガメが産卵する海岸もたくさんあるのですが、そのような美しい海岸がゴミでいっぱいになっていくこと自体ももちろんのこと、海の生き物たちが誤ってプラスチックゴミを食べる・飲み込むことによる悪影響も広く知られるところ。

そのため、ビーチをきれいに保つための清掃作業やゴミ回収などが、地元住民を中心に日々行われています。「わー、キレイ!!」と観光などで訪れて興奮するような美しいビーチは多くの人の努力によって成り立っている、というわけです。

年々漂着ゴミの量は増えているとも言われており、今後も豊かな海を守るための取り組みや努力は続ける必要があることでしょう。

リゾートワーク部では今後もこのような現状や奄美大島の豊かな自然を守る取り組みや地域を活性化させる動きなどを実施あるいは応援し、適宜レポートしていきますので、ご期待ください!


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