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菜園&リゾートライフ

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菜園のあるWell-Being ライフを共に学び、考え、試してみたい方にお勧め。  掲載するコンテンツは、 ◆ リゾートで出来る「畑のあるライフスタイル」の実際を紹介     ◆… もっと読む
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#栽培

いちごの在野研究所を目指して@伊東・伊豆高原 第5回 夏イチゴ 定植後初期45日間に実施した栽培管理

品種開発元の栽培ガイドと公開文献を参考に試行錯誤 実施課題① 購入培土の品質・信頼性チェック 家庭菜園以上/副業農以下の環境でのいちご栽培を行う場合に、留意すべき点は購入培土の品質・信頼性チェックである。  いちご産地では、いちご栽培資材に対する知見・経験を有する地域の農業資材業者(JA含む)が存在しており、いちご生産者はそれらの資材事業者より、一定の品質・信頼性のある農業資材の調達が可能である。しかしながら、いちご産地でない地域で、家庭菜園以上/自給農/副業農以下の農

夏イチゴ試験栽培2023を振り返る いちごの在野研究所を目指して@伊東・伊豆高原

夏イチゴ試験栽培2023の総括コラムの連載 一挙に掲載始まる! 第1回 2023年夏イチゴ試験栽培のワークショップを始める 狙いは、伊東・伊豆高原に夏イチゴの栽培&食のコミュニティをつくりこと リンクはこちら 第2回 いちご生産者の施設園芸栽培では、初年度は収穫は良好な成果  伊東・伊豆高原での夏イチゴのの産地としての適性が高いことを示唆 リンクはこちら 第3回 家庭園芸/屋外プランター栽培でも、収穫は期待以上の成果 伊東・伊豆高原で、夏イチゴの家庭園芸コミュニティづく

夏イチゴ試験栽培2023 準備② 栽培環境の選択肢を考える

伊東・伊豆高原の地域特性から、家庭菜園、副業型就農のための栽培環境・方法を考えた。 参照試験データが豊富なトマト、イチゴ等の施設園芸産品 いちごは果菜類の中で出荷金額では、トマトに次いで2番目に大きな農産品である。 1990年代から、自治体・JA等で品種開発が進み、各自治体(県単位が多い)が、差異化のために独自品種を商品化し、自治体内のいちご生産者に「栽培ガイドライン」資料と共に、営農指導・産地ブランド強化を図っている。  静岡県では、「紅ほっぺ」の特性と栽培技術 ~試

夏イチゴ試験栽培2023 準備③ 成育方法/観察ポイントを考える

栽培管理の課題を見つけるための生育方法/定点観察ポイントを決めた。定植初期の4月ー8月の栽培期間中間点での傾向 いちご栽培に占める「育苗」管理の重要さ いちご栽培には「育苗の栽培管理」と「定植後の栽培管理」の2つの管理プロセスがあるが、育苗の生育管理が定植後の生育・収穫に大きな影響を及ぼすことは、いちご生産者が身に染みて実感していることである。 試験栽培の参照文献である「紅ほっぺ」の特性と栽培技術 ~試験データから読み取る栽培管理~ 静岡県農林技術研究所著、「信大 BS8

『アジア農業事業の専門家が、家庭菜園で生育データから、夏イチゴ栽培の魅力と課題を読み解く』コラム掲載開始

アジアの農業事業に長年従事された渡辺哲氏に、「家庭菜園で生育データから夏イチゴ栽培の魅力と課題を読み解く」のコラム執筆をお願いしました。 コラム執筆者の渡辺哲氏のプロフィール アジアの農業事業については、栽培・経営計画づくり、関連研修が主なお仕事でしたが、 伊豆高原に移住し、野菜作りのセカンドライフを始められました。コラム執筆者の渡辺哲氏のプロフィールをご紹介します。 大学で農学専攻、海外の農業プロジェクトの仕事を目指す。 1953年横浜市出身。幼い時より生き物、特に植物

夏イチゴの試験栽培 2023 準備① プロジェクトの仲間作りに着手

『夏イチゴの試験栽培2023  活動ミッション』の記事(こちらクリック)で以下の4つの狙いをご説明しました。 2023年4月、いとう・住もうPT(伊東市在の移住促進官民共同プロジェクトチーム)とITO学びラボのイニシアチブもあり、プロジェクト仲間作りが始まりました。 狙い① 『伊東・伊豆高原は、夏イチゴ栽培に適しているか?』 狙い② 『夏イチゴの特性を活かしたレシピ作り』 狙い③ 子供向けの食育教育の学びコンテンツづくり 狙い④ 移住・就農者(副業就農者等)向け栽培データ収

8月に台風上陸、備えよ常に!体験談

念のため、計画通りの台風対策を上陸予測の5日前に始める! 台風が近づいて、風雨が強くなってから台風対策の作業をやるのは危険で、パニックになる恐れがありますので、台風上陸の5日前に対策をはじめました。  赤外線反射の機能シートを外す 盛夏の暑さ対策のため、囲いのビニールシートの上に、赤外線反射の機能シートを張っていましたが、取り合えず、このシートを外す。 ビニールハウスの囲いのシートの留め具(スプリング)を所々外す ビニールシートは、留め具(スプリング)、パッカー、ワイヤ

ビニールハウスと台風対策

東海・関東地方、毎年台風が上陸する前提の台風対策が必要 ビニールハウスには、鉄骨構造、パイプ構造の2つがあります。台風上陸・暴風雨で、ビニールハウスが倒壊しているがニュースで映し出されています。暴風耐性としては鉄骨構造の方が強度が高いとされていますが、パイプ構造でも、一定の暴風耐性を保証するパイプハウスも作られています。 いずれにせよ、毎年台風が上陸するつもりで台風対策の準備が必要です。 台風対策として事前に計画できること 小さな菜園@リゾートで、簡易ビニールハウスを作