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【無意識に優劣をつけている構造】 Miki Kashtanのクラス 第13回目から

MikiのクラスはMikiの切れ味が鋭いだけに、気が抜けないが、今回はMikiが「私が30年考え続けてきたことが今日はじめて形になってきたから、今日はこのテーマで話したい」と言っただけあり、参加者の感情の動きも激しかったようだったし、私も疲れ切ってベッドに戻り、二度寝したほどだった。

2時間のうちの半分もシェアできないと思うけど、いろいろ考えさせられるテーマでした。と、興奮だけまず先に伝えたところで、

テーマは「内在化された抑圧/無力感と内在化された基準(優位性を含む)が交差する点」。

テーマもさることながら、Mikiがファシリを通して内在化され、当たり前だと思っているパターンを崩すために出来ることを随所で見せてくれるのもMikiのクラスならではの醍醐味でした。

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(私はすでにメンバーなので、見えている画面が違うかも知れません。
 もし、このやり方で寄付できないようであればこの文章の一番下に
 連絡先を入れておきますのでお問い合わせください)

(興奮しているので、時々お知らせを挟んだりしてトーンを下げながら笑)


テーマに続けて「これは、個人の中にも集団の中にも、企業の中にも見られること。かなりギリギリの内容だということは理解しているけど、きっと豊かな時間になると思う」という言葉を聞いて土曜日の午前5時でかなりの寝ぼけ眼状態だったんだけど、「起きてよかった」と思った。

今回のnoteはかなり引用が増えると思うけど、そのくらい漏らしたくない言葉や内容でした。

「いろんな反応が出ると思う。テーマを聞いて喜んでいる(excited)人は手を振ってみて。テーマを聞いて緊張している人は手を振ってみて。うん、そうよね。いろんな反応が出てくると思う。だからこれについては慎重に話を勧めていこうと思っているわ。誰かが話したら時間を取って(pause)、それに関してどう受け取ったかを確認しながらゆっくり進行していこうと思っている」

「まず観察から始めるわ。アメリカには陪審員制度があるんだけど、陪審員はリーダーを決めてグループで決定に向かう。このリーダーが白人男性でグループの中で最も教育程度が高い人になる、という傾向があるの。そうするというルールがなくてもなにも示し合わせなくてもそうなる。これは支配する側と支配される側の両側から起こっている。これを全体で何度も何度も繰り返している。トピックがみえてきたかしら?こうして誰もが誰も悪者になることなくあたかも自然な形で『誰が決定権を持つか』『誰がいい思いをするか』『誰がグループの代表として発言するか』を選んでいるのよ。『正常』を再現(re-create)している」

ここまで話したところで、参加者が「イマイチ理解できてないんだけど」と言ってMikiが説明する。「よくある光景なんだけど、そして実際に経験したことなんだけど、参加者が何十人もいるワークショップで、小グループを作るとする。そしてその小グループに分かれる前に『小グループで話した内容をグループワークが終わったら小グループの一人が全体にシェアして欲しい』と伝えてワークをすると、その小グループ内に白人男性がいたらほぼ100%白人男性が発表者役になるの。全体からみたら参加している白人男性は圧倒的に少ないことが多いから、参加者の白人男性のほぼ全員が発表者になる、ということ。誰も意図的に、わかってやっているわけじゃない、悪意もなにもないのにこうなるの。私たちの中にそう行動するように埋め込まれているのよ。こういう現象が起こっている、ということをまず伝えたい。この現象を再現しているものはなにかについて話したいの」

パターンを崩すために出来ること

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