東海カーボン(5301)株主優待。
内容は名産品カタログギフト。
東海カーボンは国内大手の炭素素材メーカーで、権利確定月の12月時点で、100株以上の保有により、カタログギフトの中から保有単元に応じたグレードの優待が選択できます。1,000株以上保有の場合を除いて、1年以上の継続保有が必要です。(2022年時点)
WEBかハガキで申し込めるが、WEBは選択肢が豊富。
郵送されている株主優待のご案内には、掲載している21点の中から選ぶ形となりますが、WEB申し込みの場合、20点追加された計41点から選択する形となります。
実際は、2,000円コース、3,000円コース、5,000円コース、8,000円コースと分かれているため、10点前後の中から選ぶ形ではありますが、5,000円コースに獺祭23の四合瓶があることに衝撃を受けました。オリックスのカタログギフトにも掲載してくれないかなぁ。
優待は申し込みから1ヶ月半で到着。
3月下旬に案内が到着し、即時WEBで申し込みました。案内通りであれば5月頃に優待が届きますが、今回は4月中旬に到着しました。鬼速です。
大株主が日銀銘柄。
配当利回りも2%台後半とそれなりの水準で、100株保有の場合、長期保有が前提となりますが、優待名人桐谷さんルールである、配当+優待利回りが4%を超える銘柄です。
個人的には炭素素材の業界最大手なので、東海カーボンの業績が悪化する前に、競合他社が厳しくなるのではないかと予想しています。なにより、日銀砲の恩恵が得られる銘柄ではあるので、極端に株価が下落する可能性は下手な中小型株よりも低く、伸び代は怪しいものの、安定的に配当が得られる銘柄のひとつだと考えております。
優待利回りを取るか、優待を取るか。
2021年権利確定分から優待内容が拡充され、5,000円コースが登場したことにより獺祭が出現しました。獺祭がいつまで続くのかは分かりませんが、個人的に、優待利回りの高い100株を保有して、2,000円〜3,000円コース(優待利回り2〜3%)で妥協するか、利回りは1%まで低下するものの、本命の獺祭狙いで500株長期保有の5,000円コースまで熟成させるか悩みどころです。獺祭39の四合瓶を3,000円コースで選択できるようになるのが100株長期保有で美味しいところですが、世の中そこまで甘くないです。
4単元買い増しして優待利回りを低下させる位なら、その種銭を運用して配当金で獺祭を買うのが合理的ではあり、投資の教科書的な正解ではありますが、2,000円〜3,000円の貰えるものは貰っておく程度の優待よりは、本当に欲しい優待を頂いた方がQOLは高いと考えます。
最高効率で運用することが、必ずしも幸せに生きることと直結する訳ではありません。自動車のハンドルに”あそび”があるように、人生にも”あそび”は必要です。
生涯投資家を貫くためには、いかなる状況になっても投資を続けようと思えるリターンが必要ですが、そのリターンは何も金銭的なものだけとは限らないことを今回学んだ気がします。
最後に。
投資は自己責任です。あくまで私個人が投資しているものを紹介しているだけなので、内容を鵜呑みにせず、参考程度にして頂けると幸いです。未来は誰にも分かりません。自分の頭で考えて納得した上で、身銭を投じて頂きたいのと、特定銘柄を推奨しているわけではないことを予めご了承ください。
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