社長と打ち合わせをする時は?


社長と打ち合わせをする時。あなたはどの程度の準備をしていきますか?
コレ!と決めた案を完璧に隙なく仕上げ自信を持って望みますか?

…それは多分、失敗します。

なぜなら自分では完璧だと思っても、違う視点から見れば必ず何らかの穴は見えてくるもの。そして、社長と言う職業は、提案に対し即座に穴を見つけるエキスパート。そしてその穴を自らが解決に導いてこそ仕事の充実感を得られるのです。

とはいえ、持ち帰り、企画を練り直し、いつになるか分からないアポをとりなおし、ようやくOKを貰ってたんじゃ、時間がかかってしょうがない…。

私も最初の頃に、5回打ち合わせを重ね7案まで提出して、結局、1案目が採用された。なんて事もありました(笑)

そんな教訓を踏まえ、ここぞという打ち合わせには3案用意していました。とはいえ全く違う3パターンではないですよ。3倍疲れちゃいますからね。

A (なんかイマイチ)ベース案
B (先取り)問題つぶし案
C (絶対通したい)本命案

A (なんかイマイチ)ベース案
捻りのないベース案を用意しておく事がポイントです。
目的は迷わせる事じゃなくて、本命を選んでもらう事
「複数回の打ち合わせ」をした時の達成感を、1回の打ち合わせで得るために、「複数回の選択」を組み込みました。

B (先取り)問題つぶし案
これが最も重要かつ難しいポイントです。
「こうしたほうが良くない?」と突っ込まれそうなポイントを、考え抜き、先回りしておくのです。『冒頭で「違う視点が見れば見えてくる」って言ったじゃないか。自分で気づけたら苦労しないよ』って言われそうですけど。

これは沢山の打ち合わせを経験したからこそ出来る技でもありますが、考え抜いて、出てきそうなポイントをできる限り潰して想定問答をしておけば、たいていの質問にはすぐに答えられるようになり、相手の信頼も獲得でき、打ち合わせはとてもスムーズに進むようになるのでやっておいて損は無いです。

C (絶対通したい)本命案
そして本命のC案は、最もメリットのある提案として、A、B案の課題を解決しているのはモチロン、課題解決とメリットを追い求めていく中で副産物的に2つ目、3つ目のメリットが出てくるように設計する事が重要です。

「そんなにうまい話が簡単に思いつくか!」と言われそうですが、そのうまい話を見つけ出すことが、私がその仕事を任せられる理由なんだと思って絞り出してみてください(笑)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?