勝彦ェ
2023年9月を持って“中嶋勝彦”がプロレスリングノアを退団した。
私はこのポスターを寝室に2枚飾る程度には好きな選手だったため、それを聞いた当時なかなかのショックを受けた。
まだ、20日と28日にNOAHでの大会が残っているものの、これらの試合には所属フリーとして出場することになる。
中嶋勝彦のNOAH内での立ち位置は「複数いるエース候補の1人」といったところだろうか。「看板」といえばそうだし、「最強」といってもそうっちゃそうだが、迷いなく言い切れるかというと微妙なポジションだ。
というのも(ガチファンはムッとするかもしれないが)、NOAHには良くも悪くも絶対的なエースが不在だからだ。新日本プロレスのオカダカズチカや、全日本プロレスの宮原健斗のような誰もが認める圧倒的強者、スター選手がいない。
一応このポスターに載ってる6選手がトップ層だと思う。旗揚げ以来最前線でやってきた丸藤と杉浦、一度全日へ移籍したもののカムバックした潮崎、新世代の若きエース清宮に、YouTuberとしても成功し発信力が強い拳王、そして今回の主題である中嶋勝彦だ。
みな個性もあり魅力的な選手だが、この中でズバ抜けた1はいない。強さでも集客力やアピール力でも大きく差はない、と私は思っている。膠着状態だが、そこが面白いとも言える。
ここから若い清宮海斗が突き抜けたり、他の若手や外部の強力な選手が食い込んだりしてくれればさらに面白くなっていくだろう。
現に、今の最高王座である「GHCヘビー級」チャンピオンは全日本プロレスの「裏エース」的な存在を経て退団→フリーとなった「ジェイク・リー」だ。体格に恵まれルックスもマイクも良い彼が参戦してトップ戦線はかなり刺激的になった。
素晴らしいタレント性を持っている彼が、全日本プロレスを退団したのは(金のこととか色々あるだろうから本心は知らんけど)、絶対的なエースである宮原健斗を超えられないって理由もあったはずだ。全日本プロレスにいたままでは裏エース、2番手的な立ち位置から抜け出せないから新天地を求めた心境もあるはずだ。
だから中嶋勝彦も“退団”という行動を起こして、この膠着状態から飛び出そうとしたのかも知れない。
次の行き先に関しては、最大手である新日本プロレスだったり、勢いのあるGLEATだったり色々噂されてるが、海外へ挑戦するのではないかという説もある。世界最大の団体WWEや新興ながら勢いのあるAEWなど、確かに夢も広がるしギャラも桁が違う。
でもさあ
え? まじで、、、
このスタイルで海外いくの?😱
「戦慄」「失神」「残虐」「恐怖」、怖いことしか書いてないじゃん😨
この危なっかしいスタイルのまま、安全性や危険技に厳しい海外で試合すんのはムリくねえか、、、?
……まぁ、今後どうなるか未知数だが活躍を期待しているのだ。
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