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遠くはないよ

 少し前に休会してしまったが、オンライン英会話をやっていた時に自己紹介の一環で私の住んでいるところについてほぼ毎回話していた。

 ええと、私は日本の長野県に住んでいます、、、あ、長野県ってのは山に囲まれた自然豊かな土地で、、、みたいにね。

 で、「そこはあなたのホームタウンですか?」みたいなことを聞かれるから、「違うよ」って返す。

 ここにいる目的は仕事だけのためです。「実家が遠くて辛いです😭」ってね。

 で、「どれくらい遠いの?」って聞かれる。

 「大体200kmくらい、車で3時間くらいかかるのよ😅」って返す。

 ……

 微妙な反応。

 (言われないけれど)え、そんだけ?みたいなね。


 うん、そうなんだ、よく考えたら割と近い。たいして遠くないんだよ笑


 私の使ってるサービス「DMM英会話」では、フィリピンの英語が得意な人が講師を担当している。中には私と同年代の人もいる。相手の自己紹介では、「これを始める前はタイで今みたいに英語教師をしてましたーー😃」みたいな紹介をする人もいた。

 稼ぐために、地元を離れて国境を飛び越える人はたくさんいる。

 そもそも日本みたいにそこら中にファミマやらイオンが乱立してなくて日用品を買うだけで同じくらいの距離を移動したりする。

 そう考えたらアタイ日帰りやん笑ってね。

 別に遠いから/近いから偉いとかそういう話じゃなくて、物事の判断基準て意識してないけど、とってもとっても主観的なんだなーってね。

 お笑いコンビ「シソンヌ」のこのコントを思い出したよ。どう関連するかはネタバレになるから言わない。見て。

 なんかよくわからないけれど定期的に見たくなるんだよねコレ。

 私の生活する範囲では、「生まれてから今まで同じ市町村から動かない」みたいなのが割と普通の価値観だからなかなかピンとこないが割と人は動く。

 だから毎回こう続ける。「あまり地元から離れたことがないから、他の世界も見てみたいんです。例えばあなたの国とかね😉」

 いい歳して小学生の作文みたいなことを言ってるが本心だ。

 我々の足元には土だったりプランターは付いていない。そう、

 人とは根無草(déraciné)なのだ。

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