200108レスキューワン誕生物語

「レスキューわん」走るペット専用避難所

「レスキューわん」は飼い主の皆様と家族(ペット)の「命」を救いたいという思いから動き始めた、移動式のペット専用避難所です。

この活動を通して、ペットを飼う=命を受け入れるという意味を今一度考える機会にしていきたい。


1:「レスキューわん」を始めるきっかけ

この活動のきっかけは、被災地へボランティアに行ったとき、

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そして、仲間からの話やニュースを見たときです。 

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このような現状を目の当たりにしながらも、解決が難しい問題…

避難所では動物アレルギーの方々が避難している場合もあり問題は簡単ではない。
また精神的に余裕がない状況に陥っている場合には、しつけのできていないペットであれば、吠えたりトイレなどのストレスを与えかねない。
その間に立つ係の人もどうすることもできない。

「かなり迷惑!」の声
飼い主の思いに反して、周囲にはさまざまな意見があります。
・動物の声、精神が過敏になっている時に受け入れられるかな?
・衛生状態が気になる 。
・水や食料も配給制になった時、ペットに水を飲ませている人がいたら不愉快だと思います。
・動物アレルギーのある人に配慮してほしい。
出典:grape

毎日新聞

出典:毎日新聞「毎日新聞のニュース・情報サイト」


「被災者とペット、避難所では分離 環境省がガイドライン訂正へ」
東日本大震災後の2013年、環境省は「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」を初めて策定した。ペットが逃げ出して防疫上の問題になったほか、飼い主が連れに戻って二次被害に遭う事例があったことから、ガイドラインでは「同行避難」を基本として、飼い主にペットを入れるケージなどの準備を促し、自治体には避難所や仮設住宅で可能な限りペットを受け入れるよう求めた。
しかし熊本地震では、避難所に入ったペットに対する苦情も少なくなかった。内閣府が避難した377人に聞いたところ、35・5%の人が避難所にペットを入れてほしくないと回答した。避難所でペットの受け入れを拒まれ、飼い主が車中泊を強いられるケースもあった。
出典:Sippo

環境省

出典:環境省「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」



2:今こそ、するべき

ちょうどその頃に、妻と車の購入の話をしていました。
ただ、車はまだ走ることができる状態でした。

私は会社を経営をしているのですが、10年目にしてやっと芽が出てきたと実感しており、おかげさまで少し利益がある状況になりました。

このタイミングでペットの被災問題を知る機会が多くあり「車を購入するのなら、何かできることがあるのではないか?」という衝動に駆られました。

「利益があるというのは、支えてくださる方々がいるから」
「その方々へのご恩返しを今こそするべきではないだろうか」

また、この時期に尊敬している経営者の動画をよく見ており、「志高く」という内容に強く感銘を受けていました。


マンガ2  2


一年がかりで「レスキューわん」の構想が出来上がりました。


3:「レスキューわん」の原動力

会社の設立時には、起業に全ての資金を注ぎ込み、まったく余裕がなかったです。
広告や販促品や交通費などに経費をかけることはできず、足を使うことしかできない状況でした。

自分が自分を信じてあげないと決して続けることができなかったです。

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そのような中、支えてくださる方々に恵まれます。

製品は、決して安くないものです。
その製品を飼い主の皆様だけではなく、ペットにも飲ませてあげるという方々。
本物志向であり、愛犬愛猫 ペットを心から愛する方々でした。

何よりそれは、会社、製品を信頼していただいている証拠でした。
そのような意識の高い取引先様と愛用者様の愛情と信頼に支えられて今日があります。

現在では、新規取引のご依頼をいただくことが多いのですが、
「売れるから取り扱いたい」というスタイルと
「本物だから広めたい」というスタイルとでは
同じ取引でも全く別物です。

ですので、新規取引のご依頼の9割はお断りをしている状態になっております。

もちろん、現在でも「本物だから広めたい」という方々のお力添えは今尚いただいております。

会社は設立当初から、間違いなく「本物だから広めたい」という方々の愛情と信頼に支えられて来たのです。

10周年記念イベント

そのような中で、ペットの被災という問題に直面します。
会社が成長する上で、支えて下さっている方々への感謝を形にする。
感謝を形にして、飼い主の皆様とペットの「命」を救う。

これが「レスキューわん」の原動力になっております。

そして、ペットを飼う=命を受け入れるという意味を今一度考える機会にしたい。


責任、愛情、選択とは?
責任:生命の対して
愛情:最低限のしつけなど
選択:安全なフード、生活習慣など

この活動が日本のペット業界を変える一つのきっかけになれば幸いです。


理念


4:「レスキューわん」プロジェクトについて

まず、この活動をするにあたり支えてくださった方々に心より感謝申し上げます。
いつもありがとうございます。


そして、背中を押してくれた家族

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この活動を共に考え思案し、一緒に取り組んでくれている会社の仲間

仲間で話し合い


心から感謝しております。


「レスキューわん」の具体的な内容は、

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5:「レスキューわん」からのお願い

当プロジェクトはボランティアになりますので、限られた範囲での活動になります。
念入りに準備はして行きますが、現場では様々なことがあると思います。

車両は、救援物資の配給からペットの避難所として活用できるように「業務用ワンボックスカー(ロング)」のサイズにしましたが、
「大きすぎて移動に困る」
「小さすぎて対応が限られる」
などの問題も予測しております。

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ただ、この活動で一つでも多くの命を救うことができるのなら「そこには、大きな意味がある!」と決断し、動き始めました。

最初は行き届かない点も多々あるとは思いますが、現場を重ねながら勉強して参りますので、どうか温かい目でご支援いただけましたら幸いです。

活動を開始するときには、一人でも多くの人にこの情報を知っておいていただきたい思いがあります。
そうすることにより、どの地域にどのタイミングで「レスキューわん」が配置されるかなどの情報をいち早くご確認いただけます。

もしご賛同いただけるようでしたら、
「note」 (こちらのページ)
「レスキューわんマンガ動画」 (6:マンガ動画)
などのご紹介やシェアをいただけましたら幸いです。


6:マンガ動画

「レスキューわん誕生物語」
〜かけがえのない命の備え・災害時の走るペット専用避難所〜

この動画には音声が入っております。
ペットを家族として生活をされている方々の中には、盲導犬と生活をされている方もおられます。
一人でも多くの人にこの情報を届けたい思いで音声を入れました。

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ただ、経費が重なるため、身内のみで作成をしております。
依頼をする経費があるのであれば、救援物資に当てるべきなのでは?との思いからこのような動画が完成いたしました。

その点を予めご配慮の上、ご覧いただけましたら幸いです。


7:将来の展望 (SDGsの取り組み)

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2015年に国連で採択された、持続可能な開発目標「SDGs(Sustainable Development Goals)」は、豊かで活力ある未来をつくるため17の目標を定め、2030年までの達成を目指す世界規模の取り組みです。

「レスキューわん」の運動を広めることで「3:すべての人に健康と福祉を」「12:つくる責任・つかう責任」など社会課題の解決に取り組み、SDGsの目標達成に向けて、社会に貢献していきます。

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「3:すべての人に健康と福祉を」
ペットを避難所に預けられることによって飼い主様の命も守ることに繋がります。レスキューわんの福祉活動を知っていただき、このような活動を増やしていく事で一人でも多くの方の命と健康を守ります。

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「12:つくる責任・つかう責任」
この活動を通してペットの繁殖を今一度考える機会にしてもらいたいです。新しい命が生まれ満足に生きられないケースが数多く起こっていますので、その可能性が高いと判断される場合には未然に防ぐための備えが必要です。

先々では「レスキューわん」を各地方に10台準備する予定です。
そうすれば、被災地へ数台は駆けつけることが可能となります。
これから災害が増えると言われるなか、より大きなご恩返しができるよう初心を忘れず邁進いたします。

もし「レスキューわん」をやりたい!という方がおられましたら、ご連絡お待ちしております。


では、「レスキューわん」共々、よろしくお願いします!

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