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二人姉妹に訪れたポケモンカードにおける強運
こんにちは!レーリーです。
noteへの投稿は今回で3回目となります。ポケモンカードに出会って約10年。親子プレイヤーとして小さかった娘たち(姉:Rina、妹:Rei)と共に活動して参りました。
前回および前々回の記事でも触れさせて頂いた通り、過去において2人の娘はそれぞれ1度づつポケモンカードの世界大会にTA(招待枠)で参加させて頂くことができました。
振り返ると共に戦った周りの子供たちと比べると経験が浅く能力もやや劣ると考えていた娘たちにとってTA獲得は「運」の要素に大きく味方してもらえたとずっと思っておりました。
「運」と言っても、対戦デッキが弱点だったり、サイドに重要なカードが行ってしまったりなどいろいろありですが、我が家で起こった幸運とはどんなものだったか?ちょっと変わった視点でご紹介したいと思います。ご興味ございましたらお読み頂けると幸いです。
その1 レギュレーションの変更
「終わったはずの大会からの再チャレンジ」
2013年5月Rinaにとって最後の公式大会が開かれました。アメリカへの権利を獲得するにはこれが最後のチャンス。使い慣れたミューツーEXとダークライEXが入ったデッキで挑みましたが善戦むなしく予選敗退となりました。なんか最後逃げれないはずのポケモンが逃げてしまったのを見逃してしまい負けてしまったようで悔いの残る一戦だったのを覚えております。
当時シニアカテゴリが無かった時代ですので来年からはマスター。現実を考えるとこれで終わりかな考えておりました・・・。
しかし!この後もう一度チャンスが訪れました!
・何が起こったのか?
レギュレーションの変更
2013年の国内ジュニアカテゴリの年齢区分は国際基準に則り小学5年生以下および6年生の早生まれまでと定められていました。従って11月生まれのRinaは5年生がジュニアで出れる最後の大会です。ところがです。。。
翌2014年の大会は国際基準とは関係なく日本独自のレギュレーションが発表されました。「6年生以下全員がジュニア枠で出場できる」こととなったのです。諦めていた世界への扉をもう一度開くチャンスを得たのです。
1年の成長がとても大きい小学生にとってジュニア最高学年で出場できるのはとても大きなアドバンテージとなります。これを2年連続最高学年で出場することができた訳です。
パパ:「今年も出れるから」
Rina:「え?マスター?無理だよぉ・・・」
パパ:「小学生だけの大会に出れるんだ」
Rina:「本当?がんばる!」
リセットされた世界への扉・・・。この後の快進撃のスタートでした。思う所もいろいろありましたが、本当に幸運だったと思います。
その2 環境
「持っていたデッキとついてきた環境」
2014年(今度こそ)本当に最後の大会となったRinaですが、まぁそうは言ってもガチ勢とは程遠い練習環境だったと思います。練習相手はパパか、パパが連れていくジムバトルのみ。
当時パパは単身赴任で月に1度家に帰ってくるかどうかでしたからカードに触れる機会は本当に限られていたと思います。それ故まともに組めるデッキは1つか2つだったと思います。
そんな中当時環境で戦えるデッキで組むことができたのは、シビビールを使ったデッキでした。年間通して使っていたのは、「レックビール」もしくは「ゼクロムシビビール」と呼ばれるデッキで、これ以外のデッキは我が家のカードプールでは組むことができませんでした。
(カードを買い揃えてもプレイする機会がないため敢えて揃えることはしなかったというのが本音です)
で2014年5月大会が開催されたのですが・・・、その時猛威を奮ったデッキがイベルタルEXを中心にしたデッキでした。デッキパワーの高いこのデッキはジュニアプレイヤーに好まれる傾向にあったのですが、かみなり弱点ということもありこれを見て「ゼクロムシビビール」を非常に自信をもって挑むことができました。
当時行われた東日本大会では 予選3試合スイスドローをまず勝ち抜き、そこから4連勝する(この間一つの負けも許されない)と2日目のトーナメント(16名)に参加する権利を得るのですが、4試合すべてイベルタルEXとあたるとう幸運に恵まれました。
決して環境を読んで「ゼクロムシビビール」を選択した訳ではなく、使えたデッキがたまたま「ゼクロムシビビール」だったのです。
自分の好きなデッキがたまたま~~~。の経験されたことがる方もいらっしゃるかと思いますが、TAを懸けた戦いで起こったことに何か運命というか大きな幸運だったと思います!
その3 偶発的な勝利から得た自信
「ブルブルパンチとの出会い」
小学3年生になったReiはようやく家で多少パパと戦えるようになりましたがどうも外で対戦するのが苦手。人見知りをしてしまいがちで、特に勝つことが難しい大人との対戦がすごく苦手でジムバトルに誘っても行きたいと言ってくれませんでした。
それがあるカードを持たすことで、大人との対戦嫌いを克服できました。それがガマゲロゲEXだったと思います。「ガマゲロゲEX」相手のグッズを使えなくする害悪カードと呼ばれていた嫌われカードだったかと思います。ところがこのカードとダブル無色エネルギーを厚めに入れ、難しいプレイイングも必要なく初手でガマゲロゲ出してダブル無色エネ貼って「ブルブルパンチ」と言えるとそれだけで大人を完封することができました(てきちゃいましたという表現が正しい(笑))。偶発的な勝利となった訳ですが、これがきっかけで外で自信をもって対戦するきっかけをつかめたと思います。逆にこのカードがなかったら生涯外でプレイすることは無かったかもしれません。今の環境でもグッズロックは可能ですが初心者で簡単に打てて、かつそれだけで完封するのは難しかったりで、そのようなカードが存在したことはとても幸運だったと思います!
※Reiはこのカードの印象がとても強かったようで、ある朝起こそうとした時に寝言で「ゲロゲやめて!」と叫んでいた記憶が強烈に残ってます(笑)
その4 対戦回避と抜けがけ練習
「大会形式とスケジュールの追い風」
2016年Reiは小学4年生となりジムバトルでもそこそこ勝てるようになってきました。大人との対戦でも堂々したプレイで半分くらいかそれより少し多く勝てたなのかな?ぐらい上達できていたと思います。
とはいえジュニアの強豪プレイヤーのように爆発的な連勝したり等までには至っておらず、ガチ勢としての活動は、翌5年生からと考えておりました。
そんなこんなで、この年発表された大会形式が全国4か所(千葉、愛知、大阪、福岡)で予選を行い勝ち残った36名が最後に都内で行われる日本一決定戦に出場できる権利を得るという大会形式であると知り合いから情報が入りました。
36名の権利を得るための方法は大きく2つのルートがあり、
①スタンダードレギュレーションで各大会上位8名に入り権利を得るルート(千葉、愛知、大阪、福岡)で4回実施
②エクストラレギュレーションで上位4名に入り権利を得るルート
千葉のみで1回実施
これらをそれぞれ別の日に計5日間の日程で開催されるとのことでした。
【重要】1度権利を取ると次の大会には出場しないで下さいという制約がつく
我が家での4年生のReiの位置づけはまだまだ、サッカー部と陸上部と同じグラウンドで練習している弱小野球部みたいな(笑)感じでしたので遠征の予算は下りず、千葉での一発勝負という方針でした。そのためどうしても欲しかった条件が
・千葉での大会がなるべく後半にスケジューリングされ、強豪プレイヤーが勝ち抜けていること
・こっそりエクストラからのルートを狙いたかったため、他のプレイヤーがエクストラレギュの練習に時間を割くことができずらい過密日程となること
が主に考えていたことです。
で発表されたスケジュールを新ためて公式HPで確認したところ・・・。 ■予選:
愛知大会(スタン):2016年5月5日(木・祝)/名古屋市吹上ホール
大阪大会(スタン):2016年5月15日(日)/インテックス大阪
千葉大会(エク):2016年5月21日(土)/幕張メッセ 展示ホール3
千葉大会(スタン):2016年5月22日(日)/幕張メッセ 展示ホール3
福岡大会(スタン):2016年5月29日(日)/西日本総合展示場
■決勝:
日本チャンピオン決定戦:2016年6月19日(日)/ビッグサイトTFTホール
思惑通りだったと思います。千葉大会の前に愛知・大阪で予選が開催されており、この時点で16名の強豪プレイヤーが抜けていました。更にこっそりエクストラの練習をしていたReiにとって、全国各地で実施される大会を遠征する強豪プレイヤーにとってスタンをメインに練習しないといけないスケジュールは、非常にアドバンテージであったと思います。
こうしてReiは
「2016年5月21日(土)千葉大会エクストラレギュレーション」→準優勝
となり上位4名に与えられる日本チャンピオン決定戦へ駒を進めることができました!
日程を決めることは自分ではどうしようもなかった中で、またしても大きな大きな追い風を受けることができたのです。!
※画像は日本チャンピオン決定戦への出場が決まった直後トイレに掛けてあるカレンダーに本人が記録したメモ(パパお気に入りの一枚です!)
その5 50%の確率と情報戦
「ここぞのコイン運と情報の逆漏えい」
日本チャンピオン決定戦へと駒を進めたReiは決勝大会に向けて練習を開始しました。
当時は公式HPでは予選で誰が何のデッキを使ったかがわかるように発表されていました。
予選とほぼ環境が変わらない決勝大会でしたので、多くの方はこの情報を元におおまかなデッキ傾向や誰がどのデッキを使ったのかなど考慮の上、最後の戦いに挑むこととなりました。
ここから記憶が曖昧なのですが、エクストラで権利獲得となったReiのデッキはなぜか発表されませんでした。
エクストラで使ったライボルトEXデッキをスタンに形を変えて決勝大会でも使おうと考えていただけに、情報が漏洩されなかったことは心理的に大きかったと記憶しております。
現に決勝大会36名中ライボルトEXを使ったのはReiだけで、発表の無かったこのデッキの対策が甘いなと思うシーンがたびたびありました。これが情報の逆漏洩という意味です。
そして、コイン運。
Reiはフリーザー(画像参照)を使っていて、コイン判定がありますがポケモンをきぜつさせるとサイドを1枚多くとれるという能力を持ったポケモンを使っておりました。
練習では「3度のコイン施行で1回表が出ればきぜつさせられる状況以外は、フリーザでなぐってはダメ」という決まり事で練習していました。しかし状況によりどうしても流れを変えなければ勝てない時は「2表要求」のシーンでもOKという決まり事がありました。
で、スイスドロー5回戦の日本チャンピオン決定戦予選に挑みます。
予選2戦目だったと思います。対オーロット戦(グッズロックされるやつ)
序盤有利に進めるも、いろいろ巻き返され、最終ターンでオーロット倒せれば勝ち。倒せなければ負けのシーン。オーロットを倒すためには120点必要な状況となり「2表要求」にチャレンジしました。
サポート「サカキの計画」使用からの
・わざ「トライエッジ」、
・コイン 表 → 裏 からの
・「表」!!!!120点きぜつ⇒勝利 をつかむことができました。
続いて予選3戦目
対ボルケニオンEX戦。シェイミEXスタートとなってしまい、先にサイド4枚取られる苦しい展開。絶対に巻き返さなければならないシーンで、闘魂のまわし」が付いてHP220となったボルケニオンを構えられてしまいます。またしてもフリーザ2表要求の苦しい展開・・・。ここで「2表要求」にチャレンジすることを選択しました。わざ打つ前に何度も計算違いないか一生懸命確認しているしぐさを思い出す・・・。
・ちからのハチマキ巻いて
・わざ「トライエッジ」からの、
・コイン 表 → 裏 からの
・「表」!!!!弱点240点きぜつ!!!
盤面を一気にひっくり返すことができました。
「コイン判定はやがて期待値に収束する」が自論なんですが、TAを懸けたここぞという所で決して高くない確率を引っ張ってこれた勝負強さがありました!
※ちなみに、この後世界大会でもフリーザ使ったのですが、初戦でコイン3裏出すなど完敗・・・
やはり、「コインはやがて期待値へ収束する」とわからされる・・・。
こうして勢いに乗ったReiは「日本チャンピオン決定戦」を準優勝で終えることができTAを獲得することができたのです。
あとがき
ここまでお読み頂きありがとうございます。
日々お忙しい中、土日はお子さんのために対戦会に連れ出し、一生懸命努力されている父兄の皆様がを見ると本当にリスペクトな思いになります。
上述にもありますが、レギュが変わって2年連続で最上学年でプレイできた裏で、一度も最上学年を経験できずジュニア世代を卒業しなければならない方も過去に見てきました。後者の場合は本当につらい発表だったのかもしれません。
それ故「運がよかった」簡単に言うのもちょっと違うかな。と思いブログ化するかどうか悩んでいましたが、ポケカ界に何か残せればという思いもあり数年の時を経て執筆させて頂きました。
今は完全にカジュアル・エンジョイ勢ですがどこかでお会いした際は、娘たち共々楽しく遊んでいただければ幸いに思います。
最後にRina、Reiそれぞれに「ポケモンカードおいて運を引き寄せる良い方法は何か無いのか?」に答えてもらいこの部分だけ投げ銭形式で有料とさせて頂きました。
ただ文字数からお察しの通り、有用な事は全く書いておりません。
大人になった娘と「SNSとは?需要は?」等を一緒に学ぶことができればという思いでこのような形を試させて頂きました。ただそうは言ってもDM等(@reri_amajo)くださればこっそり内容お伝えしますので遠慮なくお申し付けください!
最後までお付き合い頂きありがとうございました!
私自身、子供がとても好きなのでどこかでお会いした際はよろしくお願いします!
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