REPORT SHOPってどんなお店なの?

REPORT SHOPってどんなお店なのか。

今日はそのあたりをご紹介しようと思います。

 まずはこの店を作ろうと思ったきっかけについてお話ししましょうか。ちょっと僕の昔話にお付き合い下さい。

 遡ること約20年前。それまで僕は画家になりたくて絵の勉強をしていました。自分で言うのも何ですが本当に真剣にやっていて家にいる時間はほとんど絵を描いていました。スケッチブックなんか何冊使ったか分かりません。一度描いた絵がもう一度描けるか不安になって夜中に起きてもう一度描いてみるものの思うように描けず明るくなるまで描いたり、同じ色を表現するのに違うやり方はないかと模索していたらドツボにはまって結局朝まで絵の具を重ね続けたり。

 そんな感じで真剣に取り組んでいた画家への夢の途中である有名なアーティストの方に自分の絵を見て頂く機会があって、その時に『綺麗で丁寧な絵で人間性が見て取れる。でももっと毒と言うか、あなたの人間臭さみたいなものが感じれるような絵が見てみたい。』と言われました。その時に全身に寒気がはしって冷や汗が吹き出した事は今でもめちゃくちゃはっきりと覚えています。

 自分は何か、毒というか強烈な個性を持った人に憧れていたんです。ブルーハーツの甲本ヒロトさんとかアンダーカバーの高橋盾さんとかバスキアとか。ただ自分にはそんな個性が無い事は薄々気づいていたんですがそれでも努力で何とかなるはずだと信じていました。そんな自分のぼやっとした期待などもちろんその方は知らず、ただ絵を見た印象でズバッと指摘してくれました。

 その時の自分はというとショックなど1ミリも感じず、ただただ嬉しかったんです。やっと諦められる。やっと描き続ける日から解放される。そんな気持ちでした。何せ尊敬する、憧れていた方が自分でも薄々気づいていた事をピンポイントで撃ち抜いてくれたんですから。晴天の霹靂とはまさにあの事なんだと思います。

 その日を境に絵の道はきっぱりと諦め、次に興味のあったファッションの世界に入りました。この時が 21歳です。

 その時から『自分で作った、自分で選んだ服を自分で売る店を作りたい』と思い続け、約20年の時間をかけて(時間かかりすぎやろって話ですが・・・)ようやく昨年の11月16日にオープンしたのがこのREPORT SHOP なんです。

 次回は具体的にREPORT SHOPってどんな店なのか をお話ししますね。

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そんな自分が描いた絵が店の地下フロアに飾られています。結局絵を描くことは好きなんですよねー

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