- 運営しているクリエイター
#KPOP
いまは宇宙和声時代!
さて、ソシリスペクトなタイトルでキメてみましたが、近年(私パンチャが提唱するところの)「宇宙和声」が花盛りで、いまだに衰えることがありません。
少し前は、女性アイドルグループのアルバム曲にちらちらとあったものが、だんだん活動曲にも目立ってきていて、今年は本当に多いなという印象。主に爽やかさを売りにするグループが男女問わず使っている感じです。
例えば、6月~7月くらいに、下記の4グループが同じ時
1of1にみる「SHINeeらしさ」の秘密
あ~~~~~~~~~~~~~~~~~~(←あんよをけがして踊れないかわりに、目をめいっぱい見開いて愛嬌ふりまくおぬをみたおじさんの感想)。
さて、われらがしゃいに。1of1活動も好調のようでよかったです。ちょいダサ初期90s風と、これまでにないパロディーチックなコンセプトで「攻めている」ようでありながら、なぜか非常に安心して「SHINeeらしさ」を楽しめる曲に仕上がっています。なぜ?楽理的に答え
ポストEDMの模索?2PM”PROMISE”とJYPのドラムンベース
昨年突如のハウス推しであっといわせたSMエンターテインメント。ポストEDMというかダブステというか、00年代に育まれたデジタルネイティブなダンス・クラブ音楽ではなく、デジタルβ版ともいえる90年代のスタイルを見直す作業が行われている感じなのかなあ?と見ていました。
他方で、BLACK PINKでとりあえず規定路線で走る宣言を出したYGエンタをしり目に見つつ、はて、JYPは?
…というところで今
Red Velvet_Russian Roulette_和声メモ
KPOPでの活躍も目覚ましいAlbi Albertssonの曲。彼の楽曲を聞くと、J-POPっぽいと感じることがよくある。手掛けた曲をざっと聞いてみると、とくに自分は、SHINeeのLucky Star、ソシのParty、そして本曲に共通したJっぽさを感じているみたい。
どこにJらしさを感じているか、まだ十分に解明できていないけれど、この3曲に共通するのは長調をベースにしつつ、(1)適度にオシャ もっとみる
パク・ジミン“Try(다시)”
シンガーソングライター的な立ち位置で作詞・作曲に参加したソロ作。意外にも内省的な内容で、先行して活躍していたペク・イェリンに近寄りすぎた感もあるものの、ハリがあって艶やかで華やかな声質はやはりあのジミンちゃんそのもの。アルバム全体としても、生音中心のイェリンに対して、意外にもエレクトロニック色が強いのも楽しく、かっこいい。
内省的な雰囲気は昨年一世を風靡したヒョグォの影響なのか、本曲については、P もっとみる
GFriendの和声戦略とKPOP楽曲の現在
いまや「新人の」という限定すらいらないほどに売れまくっているよちんことGFriend。これまで活動曲に楽曲を提供してきたのは作曲コンビの「イギヨンベ」です。
彼らはどんな戦略でよちんの音を作り上げてきたのでしょうか。
近年のK-POPの状況をみると、2012年くらいまでの状況からの変化にかんがみ、和声上、作曲者としては下記のことを気を付ける必要があるように思います。
・2008~12年くらい
240秒の先へ誘う風:OMG"Windy Day"
2000年代後半からのK-POPの活況の要因の一つは、じっくり聴かせるというよりも、ぴしっと3分に楽曲を収め、リピートや次の曲への欲求をがんがんと煽る点。
そうした流れが、ちょっとづつ変わってきているのかも?と感じさせるのが、昨年デビューしたOh My Girl(参考:3分K-POPについての覚書)。
前はアルバム曲に見られただけだったけれど、今回はいよいよ活動曲で堂々の4分越えの楽曲を投入し