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読んだ本についての感想集

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#名刺がわりの小説10選

<晴れた日には鏡を忘れて>五木寛之

<晴れた日には鏡を忘れて>五木寛之

淋しい冬の海。隠岐の民宿で働く牟田口アカネは、自分の醜い容貌に絶望し生きていた。彼女が待っていたものは、まさに<なしくずしの死>

私は、生きる意味、人生の意味ということを考える上で、その対極の立ち位置にある言葉は<なしくずしの死>だと思ってます。
<なしくずしの死>を生きていくことと、人生の意味を考えて生きていくことは対極にあるのではないかと。
生きる意味を考えていきたい私にとって、10数年前に

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