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9/4(月)日記

*るるる秋めく

良い子の皆さん。この時間はきっと夢の中にいるんでしょうけれど、最近、明け方の前に吹いている風がすっかり心地よくなってきましたよ。知っていますか。

私は意味もなく夜更かしして浴びる秋の風が大好きです。最近、私の好きな人が「朝の風が秋めいてきた」と言っていて、心がときめきました。「秋めく」、いい響きです。

都会の真ん中の住宅地、田んぼも公園も何もないのに、外は秋の虫が元気に鳴いてます。
「ズイズイ」とも聴こえるし、「ピンピン」とも聴こえるし、「ナナナナ」とも聴こえます。彼らは何の言ってるのでしょうか。

眠れないわけでもないのに、最近はなぜかこの時間まで起きています。何をしているわけでもありません。ボーっとしていたら、いつもこの時間になってしまうのです。この時間に吹く風の心地よさを知ってしまったのかもしれません。

この季節の風。
ひんやりとしていますが、心はホッとします。「今年も何とか夏を乗り切った」と思うからです。風に身体を労ってもらっているような気分になります。

毎年、夏は憂鬱です。少し動くと汗ばむし、今年はクーラーで冷えがひどかったので腹巻きをしていたら、おへそがかぶれました。夏に夏っぽいことをして遊んだ気になっている人も嫌いです。

けれど秋が来るとホッとします。やんちゃな子たちも落ち着くから。女の人が、深いレッドの口紅を塗り始めるから。腹巻きで汗をかくこともなくなるし、風も冷たい。

この前、20個くらい年上の人に「まだ反抗期が続いてるんじゃない?」と笑われたことを今日ふと思い出しました。確実にムッとしてしまいました。なんとまだ私の反抗期は続いているみたいです。

3年後、5年後の私はどうなっているんでしょうか。一生駄々をこねているださい大人にはなりたくありませんが、さりとて外側だけを繕って、中身がすかすかな大人にもなりたくありません。センチメンタルにもなりたくありません。

できればずっと、秋の風にホッとする自分でありたいです。


るるる、きっとそのうち昼にも秋が訪れます。

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