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バートン・マルキールの「財産4分法」

バートン・マルキールの「財産4分法」とは、彼の著書『賢明なる投資家』の中で提唱されている投資ポートフォリオの組み方の一つです。このアプローチは、リスクを分散し、長期的な資産成長を目指すための方法です。具体的には、投資を4つの主要な資産クラスに分けることを推奨しています。以下にその4つを簡単に説明します。

実際にどのようにして自分が投資のポートフォリオを組むか?組んだらよいのか?の参考にして頂けると幸いです。

  1. 株式: 株式市場に投資することで、企業の成長に伴う利益を得ることができます。株式は高いリターンを期待できる反面、価格の変動が大きいためリスクも高いです。

  2. 債券: 政府や企業が発行する債券に投資することで、定期的な利息収入(クーポン)と元本の返済を目指します。債券は株式に比べて価格変動が小さく、安定した収入が期待できるため、リスクは比較的低いです。

  3. 不動産: 不動産への投資は、家賃収入と不動産価値の上昇によるキャピタルゲインを目的とします。不動産市場は地域によって大きく異なるため、適切な場所での投資が重要です。

  4. 現金及び現金同等物: 銀行預金やマネーマーケットファンドなど、低リスクで流動性の高い資産です。収益は低いものの、市場が不安定な時に安定性を提供し、必要な時にすぐに資金を引き出すことができます。

マルキールの4分法は、これらの異なる資産クラスに資産を分散することで、一方の市場で損失が出ても他の市場での利益によりバランスを取ることができるため、全体としてのリスクを抑えつつ効率的なリターンを目指す戦略です。投資初心者にとっては、これらの各資産クラスについて学び、自分のリスク許容度や投資目標に応じて適切な比率でポートフォリオを構築することが重要です。

次回は、これをもとに年齢別に資産配分の割合を考えてみたものをご案内します。


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