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田坂祐介がスカウトに適任だと思う4つの理由


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1月23日に川崎フロンターレの新体制発表会が行なわれた。その場で発表されたものの中で個人的に一際自分の目を引いたのが2020年いっぱいで現役引退を表明した田坂祐介の強化部就任である。


田坂祐介氏「強化部スカウト担当」就任のお知らせ


フロンターレのスカウトといえばOBである向島建さんが有名で、サポーターの信頼も熱い。良くも悪くもワンマンなイメージがあるが、いくら眼力があり人望も厚いスカウトとて1人で動ける範囲と得られる情報、構築できる人脈人は限界がある。

そして、日本には想像以上に広く眠っている逸材が多くいる。

コロナによって財政的なダメージが大きくお金をかけて外から選手を獲得することが難しくなってくる中、新人選手獲得の重要性はかなり高まっており、より一層スカウトに人件費をかけるべきだと自分は感じていた。そんな中、この人事が発表された。

彼の入閣はただの“人員補充”ではなく、フロンターレにとって非常に大きな補強だ。

では、なぜそう言えるのか。自分は高校、大学の取材現場で多くのJクラブのスカウトと面識があり、常日頃から情報交換をしている。その数はJ1~J3で20クラブ前後だろうか。彼らの選手へのアプローチ方法も見ている中、なぜ田坂祐介がこの役職に適しているかを4つのポイントから語ろうと思う。


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