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やっぱり、旗手怜央は1.5列目で価値を発揮する

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スコットランドへ渡りセルティックへ活躍の場を移した旗手怜央が躍動中だ。デビュー戦でMOMになり、2試合目で先制点を記録した。

ツイートもしたが、最初に触ってから3タッチ目でシュートを打ったのが見事だった。多くの選手は”打ちやすい"位置に置くためにもう1タッチ入れるだろう。その分相手に寄せる・準備する時間を与えてしまうため、打ちやすくはなるが決めにくくもなる。

だが、今回のゴールは見事にムダを削いだシュートだった。受けてから打つまでの歩数とコース取りは文字通り世界水準だと思うが、これができるのも“撃ち抜ける”自信があったからに他ならないし、似たようなプレーを頻繁に見せてくれた大学時代を思い起こさせてくれたものである。


ゴールはもちろんだが、彼が前目のポジションで使われていることが嬉しい。フロンターレでも代表でもサイドバックでの起用が多かった時期を見て、もやもやしていた自分がいた。

プロ入り前の旗手を知っていれば、彼の凄みが出るのは前線起用の一択だからだ。

渡英前に旗手に伝えた言葉


実は旗手が英国に渡る前に、偶然にも直接話す機会があった。Jリーグとは別の現場だったのだが、そこで彼にこう伝えた。

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