【エッセイ】同性と仲良くしたくて、けどダメな話
高校、大学生になるにつれて強制的に人と関わることは少なくなる。部活やサークルは中学と違って全員参加じゃないし、グループも自由に組むことが多い。
そこで浮上する悩みは、友達を作れないこと。どうしたって消極的になってしまう。
インスタやTikTokで見るようなキラキラJKに憧れる人も多いだろう。あれくらいのコミュ力が発揮出来ればな……と何度も思った。
正直コミュ障なわけでもないし、恥ずかしがり屋なわけでもない。ただ、必要以上に嫌われることに怯えてしまう。
これ言ったら失礼じゃないかな、いやな気持ちにさせないかな、もしかしたら私が喋っていい場面じゃないかも知れない。と、脳内をぐるぐるしているといつの間にか喋るタイミングを逃す。
これが異性ならまた逆なのだ。どうせ必要以上に仲良くなることないんだろうなと思えば思うほど、喋る事ができる。
人に嫌われるのはそんなに簡単な事ではない。そう自分に言い聞かせているのに、「嫌われたくない」が先走る、
そんなことで悩んで、消極的にいた高校3年間。卒業してからも連絡してくれる友達は異性の方がちょびっとだけ多い。何も考えずにいた中学時代の友達は同性が多い。
この明確な違いはもう明らかなのだ。どうすればこんな自分を変えることが出来るのかは分からない。なるべく沢山喋るように努力はしている。
いつか、臆病な私が変わる事が出来たらいいなそんな期待を少しだけしている。
今の友達だけでも十分幸せなんだけどね。
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