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【工具DIY】電動工具用スピードコントローラ

うちにある電動工具、その大半は速度調節のできない旧式ばかり。中古工具屋さんで格安工具を買い集めてるのでそうなるのは当然なのですが、回転速度を変えたいなと思う事がしばしば。

探してたらこんなのがありました。

SCR使った古典的な点弧角制御装置ですね。とんでもない低価格で売られてて目を疑います。2000Wはこの放熱板じゃ眉唾ですが、短時間の使用なら持つでしょう。早速ポチってみました。

バラックで組んで確認した所、普通に使えます。点弧角制御の基点となるゼロクロス設定の為に基板上の可変抵抗を調整して、調整用Vol.での制御範囲を決める準備が必要だけど、点弧角なら不可避な作業、仕方なし。

具体的な調整方法は以下の様にしてみました。

電球繋いだ状態 でVol.を最大にして電源を入れ、Vol.を下げて行くと電球が消灯するので可変抵抗をぐるぐる回してうっすら点灯する様調整します。そしてまたVol.を下げ同じことを繰り返す。最後にVol.が下がり切ったとこで電球が消灯し、少し上げると光り出す位に調整すればOKです。

調整が出来たら、仕込むケースを作ります。今回は100均で買ってきた缶ケースを利用して収めてみます。

缶のブリキはペラペラなので、木片を中に入れコンセントやスイッチをしっかり固定する構造へ。
木片の真ん中の凹みは配線の逃げですね。

缶ケースに配線用の開口を付け、スイッチ固定用の穴を開けておきます。

箱本体の側面には基板のVol.を固定する為の穴と電源線用の穴を開けておきます。電源線の穴はバリが被覆を痛めるのを回避するためにハトメをカシメます。

あとは組み立てるだけ。

可愛いスピコンが完成です。
実際に使用してみると、速度を落とせる事で色々できることが増えてイイ感じ。
原理的に低速域では不安定なのは否めませんが、数百円でスピコンが手に入るんだから多少の不便には目をつむりましょう。

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