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【工具DIY】フレットソーと加工台の製作

ギターを自作する上でフレット溝の加工は避けて通れない道。専用の工具もちゃんとあって、国産に舶来と選択肢は色々あります。

結構なお値段にビビっちゃう。

だけど手に入れて使うとわかるんですが、これらの専用鋸は全然切れない。アサリが無いのが災いして指板の堅木に溝掘るのが一苦労。ぼくはHOSCOのを使ってましたが、この作業が嫌いになるほど切れず使う度にイライラしてたんです。

そんなある日ホームセンタを散歩してたらこんなのが。どこの店にもある替刃式鋸ですが、

読めます?切り幅が0.56mmとフレット溝にドンピシャなんです。しかもコレアサリ付です。

試しに買って使ってみたら驚きの斬れ味。数回摺っただけでローズウッド指板を真っ二つ。コレはヤバい。

なので使いやすい様に改造してフレット溝専用にしてしまいます。
準備したのは端材少々とM6ボルトナットに平ワッシャ。そしてホムセンで見掛けたL金具。

木の塊にL型金具を向かい合わせに2組、付属の木ネジで鋸刃の分隙間を開けて固定します。そして鋸を隙間に入れてスリスリ。出来た溝と直角に角棒を接着してしまいます。

次に鋸刃にφ7の穴を3つ開け、同じ間隔で木片にも長穴を開けます。実は刃先以外に焼きは入ってないので穴は簡単に開きます。

ボルトナットで組み立てたらこんな感じ、ご想像の通り、この木片がL金具に当たる事で切り込み深さに制限を掛ける構造です。

ネジを緩めて鋸刃を押し込むと下の台に密着しますが、残したい厚み分の板を挟んでボルトを固定すると、L金具と木片が擦れてそれ以上鋸刃が下へ行きません。

後は指板を置いて、マークに合わせて鋸を動かせばえげつないスピードでフレット溝が掘れます。

深さが安定しているのがお分かりになるかと思います。ヤバい位作業効率上がるので、コレはめちゃお勧めッスよ。

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