【楽器製作】OMタイプギターの製作⑨(バック板へのブレーシング)
ブックマッチさせたバック板へブレースを加えていきます。手順ですが、
中央部に補強板を接着
補強板の断面成形
ブレースの作成
補強板とブレースの重なり除去
ブレースの接着
ブレースの成形
ざっとこんな流れで作っていきます。普通ブレース材料はスプルースですが、今回はトップもバックも全てタモ材のブレースとします。
というのも丁度良い具合の端材を材木屋さんに分けてもらったからなんですけどね。
バック材の接着面をスクレーパーで整えて、
補強板を準備します。まずはジョイナー(手押しカンナ)で端面を仕上げテーブルソーで欲しい幅(21.4mm)へ。厚みは丁度欲しい厚み(3.2mm)だったのでそのまま使います,
出来た板を中央に貼り付けたら次に形状を整えます。凹みRを付けた木片を準備し、凹みへ紙やすりを両面テープで貼ってズリズリ。
いい感じになるまでひたすら磨ります。
次にブレースの製作。6.4mm厚の板から図面をトレースした形へと整えていきます。糸鋸盤で切り出してカンナで綺麗に。緩いRがそれぞれのブレースで異なっているので慎重に加工します。
仮に置いてみたらこんな感じ。天地逆ですね。
作業を楽にする為にバック材をギターの形へ切り出したら、補強板の上にブレースを置き位置を定めて重なりをけがきます。
けがきに沿ってノコを入れ、重なる部分を除去します。バックにキズを付けない様に慎重に、でも接着部はノミで大胆に除去します。
四か所ともいい感じに仕上がりました。
ここまで来れば、みんな大好き接着の時間!一本ずつ順番にブレースを貼っていきます。
接着が乾いたら、後は成形です。バックにはスキャロップは入れず、自然な感じに仕上げます。カンナとノミと紙やすりで夜長を楽しみながら、気の済むまで削っちゃう。
ギター作ってる感出てきましたね、
とてもいい雰囲気。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?