【楽器製作】OMタイプギターの製作⑫(ライニングの製作)
トップとバックをサイドへ接着する際に重要な役割果たすライニング。そう、アコギのサウンドホールから中を覗き込むと隅の角に貼られてるアレですね。
奇特な人がこの記事読んで真似しようと思うかも知れないので先に言っておきます。
市販品買った方がいいと思う
安いんですよ、市販品買っても。それに引き換え作るには神経擦り減らすし時間掛かるしで、ぼくみたいな「作りたがり」ですら自作に手を出した事に後悔した一品です。
まぁ楽しいんですけどね。
ではどうやって作ったか見て呆れてください。まずは端材から板を製材します。コレはタモですが実は薪です。
製材したら欲しい厚み5.6mmまで自動かんなで追い込みます。幅等はメモを参照ください。
そしてバンドソー刃の後ろにライニングへの切り込み量を刃幅から差し引いた溝を掘った当て木を固定します。
察しのいい人はもう分かったかと思います。当て木をストッパーに等ピッチで板にノコ刃で縦溝を掘る治具なんです。
ピッチ位置合わせに凸を付けようかとも思ったんですが面倒になったので鉛筆でけがいた線を目印に目見当で等ピッチの溝を付けていきます。
この時点で頭が回らなくなっています。溝の数だけ煩悩が飛んで行った感じ。
次に必要な幅に切り出していきます。
そして山場、ライニングを斜め切りします。ウォルナットに添わせて斬りますが、対象が薄いので刃に巻き込まれない様に捨て板でバックアップしています。
で、出来たのがコチラ。
ここまで作るのに丸一日、店で買っても数百円。
ぼくの感動と疲労、プライスレスです。
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