棚卸しの目的とは?
棚卸しを決算期期末にどこの会社も行う。
でも、それを行う目的はなんだろう。
結論から言うと、正しい期間損益を確定するために行うものである。
これについて私のエピソードがある。
大学を出て、初めて就職した会社で棚卸しの調査に駆り出された。
今から思えば、私に棚卸しはなんぞやとを理解させるために、
上司が意図してそれに参加させたのである。
棚卸し表の中で、ある部品が3/31現在に会社にあったのか、
それとも4/1に入荷されたのかを調べるものであった。
そこで私は何度も現場に足を運び、係長を訪ね、ヒアリングを行なった。
結局、エビデンスが見つかって、その部品は4/1に入荷されたものであった。
決算日は3/31なので、その部品は来期の仕入れになる。
このように在庫の増減は、会社の損益を左右する。
しかし、その在庫が早く売れていかないと腐ってしまい、捨てる事になる。
いわゆる、”デッド在庫”である。
これって、お金を払って買ったものを捨てることと同じである。
そのことを理解して経営をしないと、お金がなくなってしまうのだ。
在庫はお金である。
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