異論 七草にちかは特別である

まず待ってほしい。
 おそらくこのタイトルを見たあなたが真っ先に思い浮かべたのは、シャニマスのことでもアイドルのことでもなく、おそらくは野原ひろしの事だったはずだ。

(は? と思ったそこのあなたはまだネットに毒されていないので、そのまm…今すぐ「野原ひろし ハイスペ」でツイッターを検索しよう)

だが私が言いたいのは七草にちかが一般人にしてはあまりにも可愛いとか、テレビに出てトークを回せる実力があるのに普通なわけねーだろとかそういうことが言いたいのではないのだ。ついでにオタクが求める"二次元美少女"のハードルが上がりすぎているとか、もっと現実をみろとかそういうことが言いたいのでもないのだ。

七草にちかは共感の偶像(アイドル)である。


ていう感じの記事が書きたかったんだけどなかなかね〜強い論拠が出せなくてお蔵入りになりそうだったんで、無理やり主観と独断の塊みたいな感じで出すことにしました。

個人的な主観としてはにちかは最初とだいぶ印象が変わったなって言うのがあるんですよ。今んとこシーズ関係のは大体見てるんだけど、最初はとにかくPが彼女に期待してない感じとかに引っ張られて、にちかを夢見ちゃった凡庸な女の子っていう先入観で見てたんだけど、シナリオが進むにつれてむしろにちかは才能がないと思ってるわりに意外と周りを見る能力があって、だからこそ周囲に溶け込んでしまうというか埋もれてしまうように見えるんだけど、そういう所が身近な感じがすると言うか、がんばれって言いたくなるのがシーズのどっちかって言われるとやっぱりにちかなんだなっていう気がするんですよね。
あと頭がよい。どんどん主観になってくけどその相手の考えてる裏を読もうとする能力ってもちろんそのコミュニケーションに費やした努力の結果でもあるんだけどにちか自身が考える能力が物凄い高いような描写がいくつもあって単純に周りの雰囲気に合わせてパターン化された言葉を喋ってるっていうよりはにちか自身が瞬間的に考え出した問題の解を口から出してるっていう感じがするんですよね。ただその計算が間に合わなくて、ついしどろもどろになっちゃったりとか、情報量が増えすぎて言語野がオーバーヒートしちゃったりみたいな考える能力は高いんだけど回転はそこまで速くないみたいな感じもある。そこが大好き

マジでとりとめもなくなってきたから終わらせようと思うんだけど俺はにちかに共感しつつ尊敬できるところがあって。
おそらくにちかはアイドルという特別な存在を目指さなければ、普通だとか凡庸だって言われることはなく優秀で有能な存在であっただろう。にも関わらず、ナンバーワンでないといけない世界に手を出してしまった。しかも努力だけじゃなくて才能や持って生まれたものにものすごく左右される不平等な世界に。だからこそ彼女は苦しむし、それでも何とか自分を磨きあげて、周りに合わせてヘラヘラしつつドベからのし上がっていくぞっていう覚悟がある。そういう所に憧れるんですよね。なりたいなって思う。俺もそこに舵を切りたいけど、怖いもんな。

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