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SBI中小型成長株ファンド ジェイネクスト(愛称:jnext) ーアクティブファンドを眺めてみよう #23 第19期上期(2023年7月)運用報告書を反映しました

アクティブファンドを眺めてみて、そのファンドから

「企業価値を探究しているか?」

そんなオーラが感じられるかをメンバーの皆さんにお尋ねするシリーズの第23回です。

前回はこちらです。

今回眺めてみるのは


SBI中小型成長株ファンド ジェイネクスト(愛称:jnext)

SBI中小型成長株ファンド ジェイネクスト(年2回決算型)/愛称:jnextⅡ


この2つのファンドを眺めてみます。

ジェイネクストは年に1度の決算(1月)、jnext IIは年2回(1月、7月)の決算という違いのほかに決定的な違いがあります。ジェイネクストは口数単位(購入単位は1口以上1口単位として販売会社が定める単位とします。)という珍しいファンドです。ファンド設定時の1口は10,000円ということで小口での買付が難しい設定になっています。一方、jnext II は他の公募投信と同じくファンド設定時の一口は1円。小口で買い付けやすくなっています。

昨年、眺めてみた際の記事です。

上の記事で一緒に眺めていたjrevive II の最新版は以下の記事です。

ジェイネクストは2005年1月設定、jnext IIは2015年12月設定です。ジェイネクストは15年を超える実績を持っています。

受益権総口数

受益権総口数の推移が「企業価値を探究しているか」否かとの関係は直接ありません(個人の考えです)が、ファンドへの受益者の支持を窺うことができるものと考えています。また、コンスタントに口数が増加しているファンドの方が市況にかかわらず「良い会社に投資できる」可能性が高いものと推測しています(個人の考えです)。

「企業価値を探究している」それがしっかり感じられるファンド、そうしたファンドがしっかりとした受益者の支持を得ていれば、相乗効果があるのではないでしょうか。

設定来の月次推移を表にしています。2015年1月以降です。

ジェイネクストは2015年1月末、39億口でしたが2023年10月末は13億口。この8年、ずっと減少し続けた、つまり、ファンドから資金流出が続いています。

一方のjnext II は2021年5月末に38億口が最大値。2023年10月末は33億口となっています。2023年8月以降、3ヶ月連続で受益権総口数が前月末比減少となっています。

パフォーマンス

WEALTHADVISOR さんのデータを元に、調べてみました。ここで取り上げるのは実績が15年以上あるジェイネクストです。

比較対象にしたのはTOPIXに連動するETF(1306)です。

ローリングリターン 5年

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