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”おおぶね”シリーズ、会員制レストランになる?! #月次レポート研究所

月次レポート研究所です。

当研究所・吉田さんの記事です。

投信を「食」に置き換えるなら、、、ということで次のように述べられています。

たとえば投信を飲食店に置き換えるなら、アクティブ投信はレストランでの食事で、インデックス投信はファーストフードやコンビニ弁当、本来はそれぐらい違う存在なのだと思う。

インデックス投信が 餃子の王将 や 日高屋 だとかのチェーン勢だとすれば、アクティブ投信は 町中華 という喩えも出来るかもしれません。

僕が最高の町中華 (喩えがイマイチだったらごめんなさい)の一つと評価しているアクティブ投信が 農林中金バリューインベストメンツ の #おおぶね  シリーズです。その”おおぶね”の月次レポートについて、昨日リリースがありました。

今後は、これらの双方向のコミュニケーションを基盤としつつ、文字情報による企業のご説明も、月次レポートではなく今回新しく開設する受益者様専用サイトに掲載していくこととします。

"おおぶね"シリーズの月次レポート、こんな感じです。

具体的で非常に中身の濃い内容のレポートが毎月、発信されてきました。現在は、ファンドを保有していない人でもWebで確認することが出来ます。これが受益者のみが閲覧可能な仕掛けに変更されるそうです。

言わば、「会員制」のレストラン、町中華になる、ということですね。

投資先がどんな価値を創り出していて、そこにはどんな工夫、意図があって、どんな過程があったのか、また、それを投信会社、ファンドマネジャーの皆さんがどう評価しているのか、評価のためにどんな調査や対話を行なっているのか。それらを知る、理解することは、アクティブ投信選びでは非常に大事なことになると考えています。また、毎月の新しい発信から気づき、発見を得ることを通じて、投信への親しみや信頼が強くなっていきます。ただ、親しみや信頼については、投信を保有する受益者に関するものです。その意味では、毎月の詳しい新鮮なレポートは、誰でも閲覧できるようにしておかなくても良い、とも思います。

”おおぶね” のレポートで特徴的なのは、投資先の会社が創っている、提供している「価値」にフォーカスがされている点です。ほとんどのアクティブ投信のレポートが株価=「価格」に大きく偏った、傾いた発信を行なっている中、「どんな会社のオーナーになっているのか」という自分の投資の中身を理解できる点を大きく評価しています。
料理の中身を知らずに、味わうことなく、値段を予想することなんて無理な話としか思えないんですけど。

最近は上位の投資先の会社に「ひとこと」程度を添える月次レポートも増えてきてはいます。ただ、そのほとんどは投資先の事業内容をごくシンプルに述べる程度です。チャーハンの材料を「これはハムです、これはタマネギです」と説明しているようなものです。その材料をどう切って、どう味付けして、どう炒めたか、がシェフの仕事。その投資先をどう調査してどう評価したか、がファンドの仕事、為したことです。それが説明されていない。

これらの情報は、私たちの日々の努力の積み重ねであり、私たちが持つ最も価値のある資産です。

食に喩えるなら、月次レポートは料理の重要な部分に当たる。それを無料で振る舞うのは一定程度までよ、ってことですね。それだけの質、量のあるレポートを発信しているんだ!これからも続けるのだ!そうした意思表明だと理解しました。

詳しく、新鮮な情報を受益者限定で届ける、これと並行して期待したいな、ということがあります。それはWebで誰でも閲覧可能な情報も継続して発信してもらいたい、ということです。店先のメニューやサンプル。このレストランはどんな料理を供しているのか、ということに当たるような発信は続けてほしいですね。加えて、料理人のみなさんのコラムなんかもあるといいかも。お店のドアを一度押したくなるような、お店の中に踏み入れたくなるような、そんな発信を。

以前にこんな記事もつくりました。

「会員制」レストランになる”おおぶね”シリーズ、どんな感じになるのか楽しみです。

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