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ESGフォーカス コムジェスト・クオリティグロース・日本株式ファンド ーアクティブファンドを眺めてみよう #13 / 第3期運用報告書(2022年12月末の投資先)を反映しました

アクティブファンドを眺めてみて、そのファンドから

「企業価値を探究しているか?」

そんなオーラが感じられるかをメンバーの皆さんにお尋ねするシリーズの第13回です。

これまでのバックナンバーが読めるマガジンをつくりました。

今回眺めてみるのは


ESGフォーカス コムジェスト・クオリティグロース・日本株式ファンド

です。

ファンド設定は新生インベスト・マネジメントさんですが、ファンドの投資判断、ポートフォリオ運営を実質的に担っているのは、コムジェスト・アセットマネジメントさんです。このファンドも含めコムジェストさんのファンドを月次で定点観測しています。最新の定点観測はこちらです。

このファンド自身の設定は2021年3月です。このファンドに託された資金を、他のファンドの資金と束ねて運営されている「コムジェスト日本株式マザーファンド」。こちらのマザーファンドは2021年12月に第6期の決算を終えています。2022年12月には第7期を終えて、現在は第8期です。

受益権総口数

受益権総口数の推移が「企業価値を探究しているか」否かとの関係は直接ありません(個人の考えです)が、ファンドへの受益者の支持を窺うことができるものと考えています。また、コンスタントに口数が増加しているファンドの方が市況にかかわらず「良い会社に投資できる」可能性が高いものと推測しています(個人の考えです)。

「企業価値を探究している」それがしっかり感じられるファンド、そうしたファンドがしっかりとした受益者の支持を得ていれば、相乗効果があるのではないでしょうか。

設定来の月次推移を表にしています。

2022年4月から9ヶ月連続でファンドへの資金純流入でしたが、2023年1月は10ヶ月ぶりにファンドからの資金純流出となりました、、、

2024年3月末までをアップデート

2023年6月以降、10ヶ月連続で資金純流入です。

マザーファンドのデータは少し古い(2021年12月)のですが、運用報告書(全体版)です。

(注)の一番最初。期中の追加設定が40.6億円の一方、解約が84.1億円。解約が大きく上回っていたのが2020年12月〜2021年12月の第6期です。これが一体、どんな推移となっているのか、僕たちには分かりません、、、

2022年12月時点のマザーファンド

期中の追加設定 3,108百万円に対して解約が 6,295百万円。マザーファンド第7期(2021年12月〜2022年12月)はマザーファンド全体でも資金純流出となっていたことがわかります。

パフォーマンス

ファンドの販売用資料 からです。

2022年2月の資料なのでデータが少し古いですね。

2020年12月〜2021年12月の1年はTOPIX(配当込み)がプラスに対してマイナスに終わっていますが、設定(2016年3月)以来では大きくアウトパフォームとなっています。

モーニングスターの2023年1月末のデータです。

2024年3月末 ウエルスアドバイザー


交付目論見書

かなりシンプル、あっさり。エッセンスは示されています。

たとえば

「景気環境に影響されにくく、安定して相対的に高いEPS成長率の持続が見込める、クオリティグロース企業を厳選(30〜50程度)」

「長期保有を前提」

という具合に。

販売用資料を見てね、ってことなんでしょうか。

確かにこのスライドは「クオリティグロースとは」を具体的な要素に分けて説明されていて非常に素晴らしいです。

どのスライドも非常に素晴らしいですね。情報が豊富なので、これをさらに分かりやすく説明したり、投資家の疑問点に答えるプロセスが必要ではないか、と感じられました。

販売用資料でかなり丁寧に説明されていること。それらが月次レポート等につながっているか、が気になります。

月次レポート

最新の月次レポート からです。

日本の株式市場は、長い間世界の投資家の注目度が低かったこともあって、グローバルな優良企業と投資妙味のあるバリュエーションの組み合わせの点で、世界でも最も投資機会に恵まれた市場のひとつであるとコムジェストでは考えています。

コムジェストでは、インフレ、景気後退、ロシアとウクライナの戦争、通貨の変動、知的財産権の脅威、地震、サプライチェーン問題など、あらゆる 困難を乗り越えてきた企業を評価し、長期投資を通じて持続的な信託財産の成長を目指していきます。そのような企業を発 掘する力さえあれば、成長性に乏しく見える日本株式市場にも効率的な投資機会を多く見出すことが可能だと考えています。 また、2023年は、マザーファンドの投資先企業の平均利益成長率が相対的に高くなり、市場全体の伸び率を上回ると予想 しています。そして、過去数十年にわたる事例から、株価にも反映されていくものと期待しています。

http://www.shinsei-investment.com/pdf/comgest_nihon_monthly_230124.pdf

しっかりとしたメッセージは感じるのですが、量の面、また具体性の面で物足りなさを感じるのは僕だけでしょうか。

ポートフォリオ

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