月次レポートをちゃんと読まずに投資判断することは・・・ #アクティブファンド

月次レポート研究所です。2022年もどうぞよろしくお願いします。

早速ですがお尋ねします。

個別企業に新しく投資を検討する際、投資している会社の処遇を判断する際、どんな材料を吟味しますか?

会社のWebサイトで、会社の沿革、事業内容、IRページから業績推移や財務状態を調べることがオーソドックスだと思います。「決算短信」や「有価証券報告書」を読んでみますよね?(意外に少ない?)。
株価チャートや「xxxさんが投資している」とか、その種の情報「だけ」で投資判断される人も(たくさん?)いらっしゃると思いますが。

投資信託、とりわけアクティブファンドの場合はどうでしょうか。
新しく投資を検討する際、また、既に保有しているファンドの保有を続けるか、解約するかを判断する際、どんな情報を拠り所にしますか。

こうした判断を行う際に、重要な役割を担うのが 月次レポート であるはずです。
月次レポートをちゃんと確認せずに投資判断することは、個別企業への投資に置き換えてみると、事業内容や決算、財務状態を確かめないままの投資判断すること に非常に近い行動だと言えるのではないでしょうか。

それだけ重要な役割を担っている月次レポート。上場企業であれば「決算短信」や「有価証券報告書」等に相当する、それらに近いものであるはずです。しかし、実際には、その水準に達していない月次レポートがほとんどではないか、と感じています。投資信託にも「有価証券報告書」はありますが、読ませる内容では無いのが実態です。

月次レポートで際立った特徴を示しているファンド、 #長期厳選投資おおぶね でさえも有価証券報告書は読む気が失せます。法律で決められた書類だから、ということもあるのですけれど。

2022年、アクティブファンドの月次レポートがどんな進歩を見せるのか、
#月次レポート研究所  は大いに期待しています。

本年もどうぞよろしくお願いします。


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